哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

#小説

映画「TAJOMARU」と原作芥川龍之介「藪の中」

↓GYAO!で無料視聴できます。9月30日(金) まで↓ TAJOMARU GYAO!情報より引用させていただきます。 その男、多襄丸。絶対、女を捨てない。己を曲げない。そして、どこまでも自由。 時は乱世。名門家の次男・直光(小栗旬)は、兄弟同然だった家臣・桜丸(田中…

名作映画「墨東綺譚」

永井荷風の最高傑作「墨東綺譚」の映画が今 ↓GYAO!で無料視聴できます。4月27日(水)まで↓ 墨東綺譚(R15+) GYAO!タイトル情報より引用させていただきます。 娼婦お雪の真っ赤な恋 永井荷風の同名小説をもとに、主人公を荷風自身に置き換えて映画化、赤線の…

山田太一名作ドラマ「岸辺のアルバム」と「今朝の秋」

www.youtube.com 山田太一原作・脚本 「岸辺のアルバム」全15話 おれはこのテレビドラマを20代の時に観た。 それを今日、数十年ぶりに観返したのだ。 一つ一つのセリフが的確で活き活きしている。 今でも、少しも古くなっていない。 まぎれもない名作だと改…

映画『雁』

昔読んだ、森鷗外の名作小説『雁』の映画をネットで観た。 雁 Gan Wild Geese 1953 Shiro Toyoda うっすら覚えている小説の展開と違っている気がしたので、青空文庫で原作を読み直してみた。 商業的成功が至上命令の映画の原作としては、蛇退治の件くらいし…

名作「高野聖」をYouTubeで

以前の記事「鬼才泉鏡花 高野聖」で 「高野聖」が青空文庫にあったので、数十年ぶりに読み返した。…ちょっと古い文体を我慢して最後まで読めば、失望することは決してないとうけあおう。 と書いた。 しかし、いささか古い文体は読みづらいので、途中で投げ出…

名優 市川雷蔵

何を演じてもダンディな市川雷蔵。 演技を離れた普段のこの人は、実直な公務員みたいに見える。演技中の大スター雷蔵とのコントラストがすごいのだ。 眠狂四郎は、以後何人もの俳優が演じたが、円月殺法というアホみたいな剣術の動作を、これほどかっこよく…

織田作之助「夫婦善哉」

織田作之助「夫婦善哉」を青空文庫で読み直した。 今回で数年、10数年の間をおいて3,4度読んでるとおもう。読書嫌いのおれとしては珍しい。しばらく経つとまた読んでみたくなる不思議な魅力がある小説だ。 MP3プレーヤーに入れて、ウォーキング中、繰り返…

よくあるタイプの人

芥川龍之介に『蛙』という名作短編がある。 『蛙』作:芥川龍之介 朗読:窪田等 作業用BGMや睡眠導入 おやすみ前 教養にも 本好き 青空文庫 - YouTube 芥川は蛙の演説で、人間の手前勝手な思想のあほらしさを嘲笑している。エンディングの老蛙の蛇に関する説…

満島ひかり主演『海辺の生と死』

ついていけないでしょうか たとえこの身がこわれても 取り乱したりいたしません 過去ブログで、二階堂ふみ主演『この国の空』を観て書いたのと同じことをおもった。 これは反戦映画にはなっていない。しかし面白かった。と。 その理由も同じだ。 たとえば今…

映画「ザ・タンク」【吹替版】 監禁アナロジー話

いまGYAO!で ザ・タンク 【吹替版】が2020年1月12日(日) まで無料配信中です。 GYAO!タイトル情報より。 火星探査訓練のため、南極に置かれたタンクでたった6人きりで過ごすことになった宇宙飛行士たち。心身ともに強いはずの6人だったが、471日間の任務を遂…

昔の小説「五重塔」

じつは、「五重塔ごじゅうのとう」(作:幸田露伴)という古い小説が大好きです。 露伴は骨太で饒舌という、現代小説家にはない面白さがある。露伴の娘の文、その娘の玉、そのまた娘の奈緒と文学者が続き、「だんだん小粒になっていく」と批評されると、奈緒…

幸田露伴のスケールの大きさ

じつは、「五重塔(ごじゅうのとう)」(作:幸田露伴)という古い小説が大好きです。 露伴は骨太で饒舌という、現代小説家にはない面白さがある。 露伴の娘の文、その娘の玉、そのまた娘の奈緒と文学者が続き、「だんだん小粒になっていく」と批評されると、…

水上勉原作「飢餓海峡」

水上勉原作「飢餓海峡」 内田吐夢監督の東映映画を先に観た。それがあまりにも良かったので、その感動の余勢で小説にも手を出したって感じだ。おれは敗戦直後の荒廃混乱貧困を、(ほとんど類推に過ぎないにしても)辛うじて実感できる最後の世代なので、小説…

田中小実昌『アメン父』

「あなたはパウロに現れたりしたのに、どうして、私に現れないのか」 と父がけんかするみたいに言っている(祈っている)のを、母はなんどか聞いたそうだ。 (田中小実昌『アメン父』) 気持ちは痛いほど分かる。 本気で信仰に志したら、誰でもこの不満を抱…

飢餓海峡

DVDを観る 「飢餓海峡」秀作 たぶん中学生の時だったとおもう。家の隣の東映で観た映画だ。ラストで三國連太郎扮する主人公が突然フェリーから飛びおり自殺する。その後の海と波の映像がいまだに鮮明なイメージとして残っていた。しかしストーリーや意味…

田中小実昌

今日も思いつかないので、読書の感想でも。 「あなたはパウロに現れたりしたのに、どうして、私に現れないのか」 と父がけんかするみたいに言っている(祈っている)のを、母はなんどか聞いたそうだ。 (田中小実昌『アメン父』) 気持ちは痛いほど分かる。 …