哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

坐禅用心記

瑩山禅師・坐禅用心記に 一息截断、両眼永閉の端的に向かって打坐 とある。 アーナーパーナサティ(呼吸の気づき)の中で、この教えを実行して効果があった。 おれは両眼永閉の端的に向かって 呼吸瞑想した。 このままほんとに死ぬかもしれないと感じる。 そ…

長編映画「バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍」

長編映画「バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍」を観る。 今、「バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍」をgyao!で無料視聴できます。 (青文字をクリック。8月8日 23:59まで) gyao!より「バタリオン ロシア婦人決死隊VSドイツ軍」ストーリーを引用さ…

家では、お好み焼<キャベツ焼

キャベツ焼は、お好み焼のたんなるチープ版だと思われがちだが、それは違う。むしろ別物だ。 しかも家で作る場合、キャベツ焼はお好み焼より、キャベツが数段甘くて美味いので、お好み焼<キャベツ焼だとおもう。 美味しさの理由は、キャベツに繋ぎの小麦粉…

「愛vs慈悲」の分析 スマナサーラ長老法話

メモと感想 慈悲の世界に判断・好みはあるはずがない。 自分の判断・好みで動くと、社会の攻撃を受けて壊れる。 他人の判断で動くロボットになると、自分の判断プログラムとぶつかって壊れる。 愛は、破壊物語をまとめるためのツール。 「愛は最後に必ず勝つ…

いわゆるゾンビ物について

おれはゾンビ映画にまったく興味がないのだが、これはロケ地がブッダを生んだインドなので、ちょっと見てみた。 インドでゾンビが大暴れ!映画『ザ・デッド:インディア』予告編 www.youtube.com おれはゾンビ物の何が好いのか皆目わからんし、わかりたいと…

名作映画「僕は友達が少ない」

映画「僕は友達が少ない」を鑑賞した。 2011年に最も売れたライトノベル、 平坂読の「僕は友達が少ない」 が原作。 www.youtube.com 予告編から感じた薄っぺらな青春エンタメムービーではなかった。 いわば、映画マトリックスの友達問題特化版。 これが大形…

「安心なんてないさ」というほんとの安心

法然上人の、一見矛盾に感じる 「安心なんてないさ」というほんとの安心 の境地を示す言葉を引用します。 往生を期せん人は決定の信をとりて、 しかもあひはげむべきなり。 (一言芳談131より) 一念十念に往生をすといへばとて、念佛を疎相に申ば、信が行をさ…

ひきこもりは仏道と関係ない

A・スマナサーラ長老法話「修行は独りでおこなう~独居修行とは精神の自由~」より引用させていただきます。 儀式儀礼をおこなうことで心が清らかになるのだ、という考えは、仏教は認めないのです。しかし、真理を何も知らない一般人は、苦行をする人々のこ…

「イビピーオ」と仏法の近接性。無我と「主語抹殺論」

YouTube「ゆる言語学ラジオ」が楽しすぎる。 毎回かかさず視聴させてもらってる。 吉幾三的な言語と、その本質「イビピーオ」の幸福度がすごい【ピダハン後編】 #35 この紹介話を聞く限り、ピダハンの「イビピーオ」に、ブッダの教えを感じる。 あと一歩で仏…

邦画「愚行録」

今、邦画「愚行録」をgyao!で無料視聴できます。 (青文字をクリック。8月1日 23:59まで) gyao!より「愚行録」ストーリーを引用させていただきます。 エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向(たこう)一家。絵に描いたように…

今年も水中チャルーンサティ!

(画像は過去記事から) この暑い時期は雨以外毎日、 近くの川で水中手動瞑想をやる。 昨日はかかりつけのKクリニックで診察を終え、その足で川に。 快晴だが、誰もいない。 11時頃から13時半過ぎまで。 ひざを折って丁度肩まで浸かる深さの場所が定位置。 …

死こそ幸福をもたらす現実(概念じゃない)

www.youtube.com 死に気づく修行は、 頭燃を払う真剣さで行なわなければ、 のんびりだらだら怠けているのとおなじだ。 スマナサーラ長老が、この説法で教えてくれている「死念経」については、 過去記事「死に関して迂闊でない人」で感想を書いた。 プッタタ…

全世界を絶滅させても、自分の我を守ろうとする人間

多くの若者が一生非正規の仕事にしかつけない現実がある。 将来への不安から少子化が進むのは当りまえだ。 団塊の世代の老人は、若者のことや将来の日本のことなど考慮していない。 考え心配しているのは、自分のことだけだ。 しかし、今若者の人間も、老人…

星野 源 『逃げ恥』と『地獄でなぜ悪い 』のバランス

過去記事に『逃げるは恥だが役に立つ』を見ての感想を おれが過去面白いと感じたテレビドラマの多くが一般には不人気だった。…… ところが、現在久しぶりに楽しく観ているTBS「逃げ恥」はおれにとっては珍しい高視聴率を維持しているドラマだ。世間一般からも…

いつ、突然死ぬか分からない

以前夜に、チャリで近所のスーパーへ向かっていた時の事。 スーパー手前の暗い農道で前後から来た車避けようと端に寄ったら、路肩の凹にチャリのタイヤ嵌り込んで前転、顔から道路に突っ込み流血。 前後の車の運転手が親切に介抱してくれ救急車呼んでくれた…

ゲンキンすぎる自分にあきれた日

以前、近所の歯医者に行ったら、歯肉ガンの可能性が100%の否定はできないといわれ、紹介されたA市民病院で生検を受けた。 そして、抜糸と生検結果を告げられる日が来た。 万一歯肉ガンなら、人生暗転する。 (抜糸が先なら、ガン告知の可能性大だな)と思っ…

在家の出家 人生はかくのごとくシンプル

ターン・プッタタート 家で出家する(在宅出家の仕方) より引用させていただきます。 雌鶏はね、卵を温める時しっかり温めるだけで、ヒヨコが生まれることを考えません。雌鶏は自然な方法で正しく卵を抱き、土を引っ掻いたり、卵を抱いたり、向きを変えたり…

映画「コネチカットにさよならを」と「バニラ・スカイ」

『コネチカットにさよならを』予告編 - Netflix [HD] Netflix Japan より引用させていただきます。 富裕層が暮らすコネチカット州ウェストポートの閉塞感にやりきれない思いを抱えるアンダース・ヒル (ベン・メンデルソーン) は、悔いのない人生を歩みたいと…

架空鼎談9

司会者 ここからは、世相を一刀両断にしてください。 現実主義者 無理だよ(笑) 司会者 じゃあ、悪口でもいいです。大悪口大会をやりましょう。ここに、犠牲者になってもらう相手をメモしてきたんです(メモを出す)えーっと、日本人、儒教道徳、女、政治、…

架空鼎談8

仏教者 しかし、僕をやがて確実に襲い、僕が必ず従わされる「死ぬさだめ」は済んだことでもないし、なんとなく慣れていることでもない。 死ほど残酷なさだめはない。 恐ろしいもの(死)が確実にやってくるというのに、それが自分にとって何なのか、まったく…

架空鼎談7

休憩終了。 ひとり鼎談ごっこ再開します。 司会者 では、…「人間だけが持つ根源的不安」についての話から続けてください。 仏教者 平均人の不安は、単純に挫折の予感といいかえられる。 それは、もとは自分の肉体が不完全であることを知り、その事実が人間に…

映画『天才スピヴェット』

全体がひとつの美しい詩のような映画だ。 www.youtube.com Wikipedia「天才スピヴェット」ストーリーより引用。 モンタナの牧場で暮らす10歳の少年スピヴェットは、身も心もカウボーイの父と昆虫博士の母、アイドルを夢見る姉に囲まれて暮らしていた。スピヴ…

架空鼎談6

現実主義者 システム?それはどういう… 仏教者 昔、ケインズ経済学がもてはやされたころ、よく言われた冗談とも本気ともつかない話として、こういうのがあったのをみんな知ってるでしょう。 不景気な世の中で、失業者がなにもせずに生きてゆくわけにはいかな…

架空鼎談5

現実主義者 本当にそう思って生きると、理性と感情は自己として最高度に澄み切ってくる。 世の中の何がつまらなくて、何が大切か、本当のところが明瞭に分かるようになる。 仏教者 それはぼくも、似たような体験がある。 世界がすっかり違ったふうに見えてき…

架空鼎談4

(以前、ワイドナショーで、古市憲寿さんが複数のイマジナリーフレンドとしゃべってると言ったら、周りが、古市やべえ奴的反応になった。 おれは普通に共感して、嬉しくなっちゃったけどね。 これなんて、まさにイマジナリーフレンド達の座談だからさ) キリス…

架空鼎談3

キリスト者 特に、世界の中で今の日本は相対的に平和ですからね。 平和な日本の中で生きる者の多くは「このように安定した社会で、不満をいうのは贅沢だ」とも思っている。 仏教者 彼らの認識は最悪ではないが、まだ低い段階に止まったままですね。 人の世は…

架空鼎談2

キリスト者 しかし、人は昔いじめられた仕返しをしたいという欲だけで、そこまで愚かにならないと思うな。 現実主義者 もちろん多くの人達にとって当面の問題は、経済的悪条件からくる生存の不安が精神を萎縮させていることでしょう。 現代日本のように、じ…

ひとり鼎談ごっこ やってみた (架空鼎談1)

自分の、いくらか多重人格症気味の考えを整理するために、架空の人物を3人でっち上げて、脳内鼎談させてみることを思いついた。 登場するのは、 ①仏教者気取りの人。長いので略して仏教者。 ②キリスト者気取りの人。略してキリスト者。 ③現実主義者気取りの…

戯笑は道に非ず

「笑いヨガ」の流行について。 戯笑(ぎしょう)は道に非(あら)ず 『長阿含経』巻9の八大人覚 謂わく八大人覚は、 道、当(まさ)に少欲なるべし。 多欲は道に非ず。 道、当に知足なるべし。 厭きること無くんば道に非ず。 道、当に閑静なるべし。 衆を楽うは道…

壊れた傘を路上に捨てる人の真実

ニュースで 、 傘の業界団体が「強風で折れた傘を路上に捨てるのは危険行為だ」と以前から呼び掛けている。 と、言っていた。 www.youtube.com おれは約6年前の記事(初出は10年前)で、 以下のように書いた。 台風の時、壊れた傘をごく普通の善男善女が平気で…