哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「ビリギャル」

かなり前に話題になった映画「ビリギャル」 おバカな高2ギャルが慶大・総合政策学部に合格する話。 有村架純が“へそ出し金髪”のギャル姿披露 「ビリギャル」予告編映像 #Birigal #movie 本編 Phim Hay Ý Nghĩa Nhất Cô Nàng Xếp Hạng Chót Flying Colors ý c…

脳で(言葉で)いくら考えても考えられないこと

自然状態の人間には、いくら聞いても聞けず、いくら見ても見えず、いくら考えても考えられない事実がある。 それが自分意識=幻想という事実だ。 以前大ヒットした娯楽映画「ドクター・ストレンジ」を見た人は多いだろう。 ドクター・ストレンジ 本編プレビ…

個人的大惨事(閲覧注意)

こないだの健康診断で起きたこと。 11時15分、検査項目最後のバリウム検査終了。渡された下剤3錠(標準量)と水飲む。帰宅。すぐトイレ、普通に出たが、バリウムはまったく出ない。説明読むと下剤は約7時間後に効いてくるとのこと。様子見るしかない。 下剤…

自殺と無我の悟り

直前記事「人間が自分で自分を消去できる理由 」…この標題について、ちょっと補足を書いときます。 自分で自分を消去できるといってもピンキリあるからね。 ピンは無我の悟り。キリは自殺です。 自殺できることは、人間の尊厳の証明だ という人がいる。 おの…

人間が自分で自分を消去できる理由

人間の自我は OS(Operating System) ではなく、 Application software にすぎない。 「俺」(自我)は、 自分がOSだと思い込んで、 それらしく立ち振舞う ちっぽけなアプリだ。 アプリにすぎない「俺」だから、 アンインストール(消去)できる。 良くも、…

映画「オールド・ボーイ」

『オールド・ボーイ』(スパイク・リー監督) 日本の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』が原作で、韓国で映画化された『オールド・ボーイ』のハリウッドリメイク版。 映画『オールド・ボーイ』予告編 おれは基本的に他者に興味がない。たぶん生まれつきだ。 …

名作映画 キャビン(R15+)

映画『キャビン』予告編 おれ的には名作映画に分類される キャビン(R15+)【吹替版】 が、GYAO!で無料配信されている(今月31日23:59まで) GYAO!より【あらすじ】を引用させていただきます。 夏休みに山奥へとバカンスへ出かけた大学生5人。古ぼけた山小…

井上ひさし作『父と暮せば』

『父と暮せば』 第47回ブルーリボン賞・主演女優賞 - 宮沢りえ 父と暮せば(予告) おれはもちろん、 [死んでも生きてる人間]のからくり は大嫌いなのだが、 この際それは云わないことにして、 映画を楽しんだ。 井上ひさしが創った、宮沢りえと原田芳雄のか…

手抜きパスタけっこう美味いわ

パスタは好きなのだが、別鍋で湯沸しの一手間が面倒で、つい敬遠気味になる。 それで、ネットでサーチした「パスタの簡単レンジ茹で」を試してみた。 入れ物はタッパーでもいいのだが、今回はラーメン丼に2つに折った乾パスタと水を入れレンジで様子見ながら…

100均グッズ2 たこ焼き器

この「たこ焼き器」15年位前にDaisoで買って、今でもたまに使っている。 ズッシリ厚手の鋳物製で、その前まで愛用してた電気式卓上たこ焼き器の薄いフッ素加工プレートより美味しく焼ける。 ただし、今は値上げして、100円で買えないみたいだ。 おれは…

100均のエクササイズグッズ

子供の頃、町に一軒しかないスポーツ用品専門店で金属バネのエキスパンダーと木製グリップのハンドグリッパーを親に買ってもらった。かなり高かった記憶がある(昔は何でも高かった) しかし、このおかげで上肢を鍛える習慣がついて、腕力と握力はいまでも同…

イエスはどこに アルタバルは三十年さがしたが…

四人目の博士 見捨てられ路傍で死にゆく人々を、心をこめて愛をこめて世話したマザー・テレサの精神がこれだったとおもう。 (My Favorite Songs) The Blues Brothers (1980) - Shake a Tail Feather Scene (4/9) | Movieclips (過去記事統合増補編集再録)

邦画2本「娚の一生」「繕い裁つ人」

「娚の一生」でオトコノイッショウ。 読めない。 観ていて気持ち良い恋愛映画。 より気持ち良いのは女性客の方だけど。 映画「娚の一生」予告編 “足キス”映像がついに公開 #Otoko no Issho #movie いまのところ 日本は平和ってこと。 もう1本「繕い裁つ人」 …

下手の考え休むに如かず

弱い意欲しか持たない大多数の人々は、周りの空気を読んで大勢に追従する怠惰な生き方しかしようとしない。だから世界の命運を決めるのは彼らではない。 世界の舵取りをしたがるのは、強い意欲を持つ野心家だ。野心家は二種類で、悪人と「正義の人」がいる。…

映画「秘密」観客をドン引きさせるギリギリ

邦画を観る東野圭吾原作映画「秘密」 物語の設定の気色悪さが終始おもしろい。 その結果、むかえるラストシーン。 娘の結婚式当日に明かされる、女の気味悪さは特に凄味がある。 商業的成功が至上命令の映画としては、はめ外し過ぎ展開からの不気味な結末で…

嘘の誠は、人間の智慧の極みだ?

おれはいつ死んでも平気だ。 死ぬのはちっとも恐くない。 と言う人がいる。 それは明らかに嘘だと、おれはおもう。 その人は、ふだん自分が尊敬している人なのだが、 それだけは、いくら言われても信用できません とおもうほかない。 しかし、本人が嘘を言っ…

チューラパンタカ

君の肺腑から出た事でなくては、人の肺腑に徹するものではない。(ゲーテ「ファウスト」) おれは、発言するとき、このことひとつだけを墨守する。 (他人に受け入れられるには、これは言わないほうが…)などと心配することはない。 それでほろ苦い結果にな…

映画「ジョーカー・ゲーム」

柳広司 原作小説の映画化。 ジョーカー・ゲーム 予告編 映画「ジョーカー・ゲーム」は、エンタメとして面白かったが、全体にお気楽モードで、ヒロインキャラはほぼ峰不二子だ。 往年の市川雷蔵主演映画「陸軍中野学校」の、人を狂わす戦争の底気味悪さは描け…

映画『雁』

昔読んだ、森鷗外の名作小説『雁』の映画をネットで観た。 雁 Gan Wild Geese 1953 Shiro Toyoda うっすら覚えている小説の展開と違っている気がしたので、青空文庫で原作を読み直してみた。 商業的成功が至上命令の映画の原作としては、蛇退治の件くらいし…

それって反省なの?後悔なの?

しないといけなのが反省。 してはいけないのが後悔。 反省は理性的。後悔は感情的。 反省は静かだが、後悔は騒々しい。 誰でも、 自分で、 簡単に、 区別できる。 反省必要。後悔不要。 スマナサーラ長老の法話「後悔」は美徳ですか? より引用させていただ…

空気の良心

大多数の人間は、自分の言動を周りの空気を読む事で決めている。 さあいよいよ死ぬという時、一人一人が独りで死なねばならないことを知らず、本当は自分が死ぬことすら認めていないからだ。 この徒党の振舞を改めさせる唯一の現実的な方法は、周りの空気を…

映画「わたしに会うまでの1600キロ」

映画『わたしに会うまでの1600キロ』予告編 自分探しの旅の話なんてもう沢山なんだけど… と食傷気分で観始めたんだが、 意外に良かった。 やっぱり内容次第なんだな。 それに主要シーンのバックに 美しい山の景色があり、 好印象を何割か増してる。 このテー…

自灯明

阿難尊者に釈尊が与えた 最期の説法は 自灯明 法灯明 であった。 釈尊は「私を信じよ」とは言っていない。 もちろん、世の宗教のワンパターン「神を信じよ」乃至「神の使者を信じよ」とも言っていない。 しかも、「法灯明」より「自灯明」が先だ。 人間は、 …

刺激に反射 縮んだり伸びたりしてるだけ

人間は、 ひたすら生きんとする盲目の意志によって、 いつまでも死なず、 元気に生き続けたいと望む。 ありえないことだが、 仮にその望みがかなったとしても、 そこに自由はない。 それは自由ではない。 人間も他の動物同様、基本 そのように作られている …

三人の天使とは何か

『和英対照仏教聖典』(185頁14行~187頁15行) より引用させていただきます。 人間世界において悪事をなし、死んで地獄に堕ちた罪人に、閻魔王(えんまおう)が尋ねた。「おまえは人間の世界にいたとき、三人の天使に会わなかったか。」「大王よ…

神さまの言うとおり

映画「神さまの言うとおり」予告編 GANTZとSawをたして2で割ったような映画。 おれは当然アナロジーとして観る。 メイズ・ランナー、しんぼるとは似てるようで、全然違う。 主張は「神様、ぼくの退屈な日常を返してください」なので、「お早よう」で完熟し…

私たちには、心に煩悩がない時間が十分たくさんあります。

ターン・プッタタート講義、あるいは法話「誰のために生きるのか」より引用させていただきます。。強調はわたし。以下同様。 自分の善に厭きたら、「本当には自分ではない」という話を教えます。だから無我の話、自分がない話は後になります。私たちは自分が…

増える献体~死の現場で何が~

以前NHKの特集「増える献体~死の現場で何が~」を見た。 死後、自分の体を医学部の解剖実習のために提供する献体の希望者が急増している。番組の取材に出ていた愛媛大医学部は当時年間60体ほど遺体を必要とするが、希望者は倍の120人前後に増えているとのこ…

人生最優先のタスク 「怠けるな」のほんとうの意味を知る

スマナサーラ長老 パティパダー巻頭法話No.139 錆びるときは、人生も錆びる こころの汚れは、人生の錆ですより引用させていただきます。 ◎経典の言葉 誦じゅせざるは聖典の垢 手をかけざるは家屋いえの垢 なおざりは容色の垢 修行の垢は放逸なり (ダンマパ…

ブッダは世界の根を脅す

ブッダヴァチャナによるブッダの伝記3-1「根を脅せる人」マーガンディヤスッタ 中部マッジマパンナーサ 13巻272頁279項 より引用させていただきます。 マーガンディヤさん。目は喜ぶ物である形があり、喜ばせる物である形を欲しがり、その目を如行(ブッダの…