哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

愛と慈悲喜捨はこんなに違う

j-theravada.net より引用させていただきます。 …互いに慈しみを実行することは絶対的なことで、呼吸をするのと同じように基本的なことです。 慈悲を呼吸にたとえたのは、食べることよりさらに基本的で欠かせないものだからです。… 「愛」という言葉は定義が…

教えの核心 苦聖諦

(現代語仏教聖典 釈尊編 3章1節「最初の説法」より) (釈尊は弟子達を集めて、法を説かれた) もしこの身体が、『我』であるならば、『我』は、わが身を、自由にすることが出来る筈である。 然(しか)るに、この身体は、願わないのに病み、欲しないのに老…

まず必要なのは、ソーナの骨身を惜しまぬ努力

仏弟子ソーナの努力はすさまじかった。 林中にあって、寝る間も惜しんで瞑想に励み、経行(きんひん)によって足の肉が破れ、ソーナの遊歩場は血にまみれ屠畜場のようになったと、記録されている。 (この経行とは、今日禅院で坐禅途中に行われる数分間の歩行…

人はなぜパニック・スリラーに魅かれるのか

たとえば、映画「海底47m」 【映画】『海底47m』予告動画|47 METERS DOWN 巨大な人喰いサメが泳ぎ回る海で、ケージに閉じ込められたまま水深47mの海底まで落下した姉妹が、サメの恐怖に加えて潜水病や酸素欠乏の危機を描く代表的パニック・スリラー。 人は…

人間の確信犯的不正直について

『子孫存続について』 生命の実際は、(人間といえども)DNAレベルのプログラムが、そのつどの刺激に対して自動反応しているだけです。 質問 「一切皆苦の世界に、なぜ新たに(命を)生み出すのか?」 の答えは 「DNAプログラムの自動反応だから」 で…

邦画「羊とオオカミの恋と殺人」

『羊とオオカミの恋と殺人』本予告 始まり20分くらいで、男と女の役回りを入れ替えただけのよくある映画だなとおもって気楽に見てたし、ほぼ物語の常識範囲のハッピーエンドなのに、見終わった時、得した気分になっている。 何か予想を超えて奇妙な余韻が強…

テレビドラマ版の「飢餓海峡」

「飢餓海峡」は水上勉の社会派推理小説の傑作で、繰り返し映像化舞台化されている。 飢餓海峡 (1/4)フルバージョン 萩原健一 若村麻由美 仲代達也 飢餓海峡 (2/4) フルバージョン 萩原健一 若村麻由美 仲代達也 飢餓海峡 (3/4) 萩原健一 若村麻由美 仲…

アーナーパーナはヴィパッサナーじゃない?

ヴィパッサナー瞑想としてアーナーパーナサティを勧めるのは矛盾、アーナーパーナはサマタ瞑想だから。という人に。 マハーシサヤドーと現代のヴィパッサナー瞑想法.pdf コーサッラ西澤訳より引用。 質問 16 アーナーパーナ(出息、入息)はサマタ瞑想ですか…

人間も昆虫も実は同じだという洞察は良い。問題はその先だろ。

Bande-annonce: La Femme Insecte - にっぽん昆虫記 (1963) de Shohei Imamura 主役も脇も役者の演技はいずれも見事だし、名匠今村昌平監督は作品を完璧に仕上げている。 主演の大女優左幸子は同作品と『彼女と彼』で日本人で初めてベルリン国際映画祭女優賞…

六祖の独創的『四弘誓願』

六祖慧能禅師の『四弘誓願』に関する独創的提唱。 自分が自分を自分で信じきることを称揚しているとおもう。 ターン・プッタタートの著作および翻訳(『六祖壇経』第六章 懺悔について より該当部分を引用させていただきます) …『四弘誓願』の仕方を教えま…

潜在意識よ! 一生のまたとない特恵

おれはヴィパッサナーを始めると、すぐ顔が痒くなり、「痒み、痒み、痒み」とラベリングしてもなかなか消えないし、やっと消えてもすぐ別の箇所が痒くなってきりがない。痒みは、痛みよりたちが悪い。 がまんできず掻いてしまい、ちっとも集中できない。 事…

日々気楽に生きてれば満足だとする煩悩中毒

A・スマナサーラ長老 人の認識はあべこべです ~目指すべきは意識革命~より引用させていただきます。 知っていますか? 人々は本当に価値あるものに価値がないと思い、価値がないものに価値があると思う。評価すべきものは評価せず、批判すべきものを賞賛す…

呼吸の快感のもやもやした苦しさ(一切皆苦)

呼吸が苦しみだと実感できた時のメモ。 外気を吸い込む時、始めのうちは心地よさがある。 しかしこの心地よさは錯覚だ。 吸いきった時、その「心地よさ」は完全に消え、なんともいえないもやもやした苦しさが現れるからだ。 苦しさに耐え切れず息を吐く。 吐…

アルボムッレ・スマナサーラ師のヴィサッパナー実践&慈悲の瞑想

もう13年も前になるが、東京滞在6日間のうち3日、 テーラワーダ仏教寺院に通った。 2日目に、幸運にもヴィパッサナーの歩く瞑想の指導を少し受け、 実際に1時間以上自分でやってみることができた。 「ヴィパッサナー実践&慈悲の瞑想」DVDを買ってきたの…

1+1=2並にはっきりした話。苦に夢中なら苦から解脱できっこない

大多数の人間は、煩悩が苦でしかないと知っても、煩悩を渇望することを決して止めない。 煩悩に動かされないでいるとすぐに耐え難い退屈という禁断症状に苛まれる煩悩中毒だ。 全身全霊で五蘊の奴隷になっている。 さらにその煩悩中毒者の自分達を誇っている…

苦聖諦の理解に関して迂闊でない人

(スマナサーラ長老著「死」は幸福のキーワード: 「死隨念」のススメ より引用させていただきます) 世の中では、「死」というと何か不吉なもの、恐いもの、不幸なものというとらえ方が一般的だと思います。仏教はまったく反対です。「死」という単語自体、幸…

欲の犬を放し飼いにするな

仏戒は守りがたいが、敬い守ろうと務めることが大事だ。 破れかぶれになるのは最悪だ。 やらかしてから「酒のせい」←大嘘だから。 欲の犬を放し飼いにするな。 Baha Men - Who Let The Dogs Out (Original version) | Full HD | 1080p やらかしてから「酒の…

私たちは苦しみによって生かされていますが……

苦からは逃げられません。しかし、どんな時でも執着を捨てて心の安らぎに達することはできます。|スマナサーラ長老の初期仏教法話 私たちは苦しみによって生かされています。 これはありのままの事実です。 だからといって 「わたしたちを生かしてくれてる…

親鸞聖人の三願転入

(真宗聖典 仏説無量寿経巻下 曹魏天竺三藏康僧鎧訳より引用します) 仏、阿難に告げたまわく、「…あらゆる衆生、その名号を聞きて、信心歓喜せんこと、乃至一念せん、心を至し回向したまへり。かの国に生れんと願ずれば、すなはち往生を得て不退転に住す。…

現今ぴんぴんしてる人間は皆不正直者

(夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」から引用します) いわゆる因果法というものはただいままでがこうであったということを一目に見せるための索引に過ぎんので、便利ではあるが、未来にこの法を超越した連続が出てこないなどと思うのは愚の極であります。… (…

神のスッピン!

現代のように理性が尊ばれ、科学が発達し、合理的思考が興隆を極める時代になっても、なぜ依然として大多数の人々は「神」を求めているのか? この人類特有の謎について。 ネットからMP3プレーヤーにDLした聖書の朗読を、ウォーキング中によく聴いている。…

自虐すぎません?

以下のごとく自ら反省せよというのだが…いささか自虐的に過ぎるのではと、ちらっとおもってしまいます。 外に賢善の相を現してはならぬ。内に虚仮を懐いている身である。貪瞋(とんじん)、邪偽(じゃぎ)、奸詐(かんさ)の端(いとぐち)さまざまで、その悪性の止…

この上なく大切なブッダの筏

釈尊の獅子吼「筏(いかだ)のたとえ」は、 河を無事渡りおえた人は筏を捨てて身軽に行きなさい という教えだ。 www.kosonji.com 向こう岸に渡り終えたら棄てるべき筏(いかだ)も、いまだ渡れないでこちら岸にいる者にとっては、この上なく大切にされるべき事情…

アメリカ人の自我が神となった宗教

日米関係において、日本が昔も今もアメリカの真意をろくすっぽ読めずに大失敗する根本原因は、日本人がアメリカ人の宗教心にまるで無頓着なところにある。宗教大国アメリカには、「アメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人のための一神教」末日聖徒イエス・…

盲目の欲は自己の保存と拡大のみを欲する

おれは、月1回、近隣の神社の裏山に岩清水を汲みに行く。 もちろん無料である。 この水を使っていれた美味しいお茶を飲みながら、ちょっと思いついたことがある。「もちろん無料である」と書いたが「まだ今のところは無料である」と書くべき時代ではないの…

ざんしゅつげんぷくもつ(暫出還復没)

親鸞聖人『教行信証』化身土巻に「涅槃経」の気になる教えが引用されている。 四つの善事あり、悪果を獲得せん。 悪い結果になる善行が四つある、というのである。 こういう善を実行してはつまらないわけだ。 (以下、青字は経典引用文、黒字はおれの試訳と…

人間は、自分を救う手立てのない獣ではない

(口伝鈔 善悪二業の事より引用) …機にうまれつきたる善悪のふたつ、報土往生の得ともならず、失ともならざる条(じょう)、勿論(もちろん)なり。 (引用終) どんな悪人でも救われる、ということ。 そもそも凡夫の考える善悪など、救いの条件ですらない。ま…

世界の美しさはついに人を救わない

(以下、青字はブッダのことばの引用です。黒字はおれの意見です) さあ、この世の中を見よ。 王者の車のように美麗である。 愚者はそこに耽溺するが、心ある人はそれに執著しない。 (ブッダの真理のことば ダンマパダ171 中村 元訳) 釈尊は幼少より帝王学…

「性急で怠けている」とは誰のこと

(ブッダのことば スッタニパータ329 中村 元訳より引用します) みごとに説かれたことばは、聞いてそれを了解すれば精となる。 聞きかつ知ったことは、精神の安定を修すると精になる。 人が性急であって怠けているならば、かれには知慧も学識も増大すること…

アートマンに掻い付く社会

(ブッダのことば スッタニパータ249 中村 元訳) 魚肉・獣肉(を食わないこと)も、断食も、裸体も、剃髪(ていはつ)も、結髪も、塵垢(ちりあか)も、粗い鹿の皮(を着ること)も、火神への献供(けんく)の奉仕も、或いはまた世の中で不死を得るための苦行も、神呪…