哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『赤い玉、』苦が苦聖諦に昇華できないとどうなるか

『赤い玉、』予告編 2018年3月21日 DIGITAL SCREENで公開! 泥沼の中に居るのに1ミリも前進しない。 その自分の停滞状況に苦しみながら、けっこう楽しんでもいるからだ。 つまり、四聖諦前半に始終している。 苦しみと苦しみの原因の無限サイクルの中に留ま…

クインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」

In the Realm of the Senses Trailer ン十年前最初に見た時の印象。 バックグラウンドから常に軍靴の音が聞こえる暗い時代に抗して咲いた狂花の話だから仕方ないとはいえ (辛気臭い映画だなあ)と、あまりいい印象はもたなかった。 しかし、その後クインシ…

死には「正反対」と言える二つの意味があり、ほとんどの人たちは否定的な方の意味だけしか見えてない

ターン・プッタタート法話「どうしたら死に見つからないか」より引用します。 今世界には平和がなく、ますます平和が無くなっているのは、世界の人がこれに興味がなく、そして「俺が死ぬ」死を望まないので、益々ひどい欲情の奴隷になり、ますます自分がある…

苦聖諦の理解に関して迂闊でない人

(スマナサーラ長老著「死」は幸福のキーワード: 「死隨念」のススメ より引用させていただきます) 世の中では、「死」というと何か不吉なもの、恐いもの、不幸なものというとらえ方が一般的だと思います。仏教はまったく反対です。「死」という単語自体、幸…

万引き家族

映像もストーリーも暗く、描かれた深刻な問題は何ひとつ解決されないままで終わる地味な作品だが、おれはこういう純文学的映画けっこう好きだ。 娯楽を期待する大方の客のウケは悪いに違いないから、前もって世界的権威あるカンヌ国際映画祭パルムドール受賞…

慈悲vs.好みの分析 スマナサーラ長老法話

メモと感想 慈悲の世界に判断・好みはあるはずがない。 自分の判断・好みで動くと、社会の攻撃を受けて壊れる。 他人の判断で動くロボットになると、自分の判断プログラムとぶつかって壊れる。 愛は、破壊物語をまとめるためのツール。 「愛は最後に必ず勝つ…

呼吸さえあれば、誰だって修行できます

悟りとは、滅苦の実現だ。 滅苦の実現に、苦聖諦の実感は必須の前提だ。 苦聖諦の実感によって生じる特別なエネルギーだけが、 サティの持続を可能にするからだ。 呼吸さえあれば、誰だってサティはやれるが、 3分と続かない、苦聖諦の助けなしでは。 「命と…

いわゆるゾンビ物について

おれはゾンビ映画にまったく興味がないのだが、これはロケ地がブッダを生んだインドなので、ちょっと見てみた。 インドでゾンビが大暴れ!映画『ザ・デッド:インディア』予告編 おれはゾンビ物の何が好いのか皆目わからんし、わかりたいとも全く思わん。 お…

映画「僕は友達が少ない」

非常に遅ればせながら、さきほどYouTubeで映画「僕は友達が少ない」を鑑賞した。 映画マトリックスの友達問題特化版とみた。 これが大形な本家マトリックスよりも、意外に人生の核心をシンプルについてるかも。 ともかく予告編から感じた薄っぺらな青春エン…

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとか

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース。 「ハート・オブ・ロックンロール」 やはりロックは、プログレ系より、こういうストレートで質実剛健な感じのがいい。 CCRとかブルース・スプリングスティーンとか。 Huey Lewis & The News - The Heart Of Rock & Roll (…