哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

映画「セブン」この世界は最悪だ だから戦うしかない

 
往年の名作映画「セブン」
 

ウィキペディア「セブン」

より引用させていただきます。

 

キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにした連続猟奇殺人事件と、その事件を追う刑事たちの姿を描いたサイコ・サスペンス。先鋭的な映像センスと、ノイズを活用した音響により、シリアスかつダークな独特の世界観を描いている。

4週連続で全米興行成績1位に輝いた大ヒット映画…

 

www.youtube.com

 


www.youtube.com

 

 おれの記憶では、犯人が撃ち殺されて画面がズーム・アウト…で、この映画が終わるはずだった。

ところがその後に、非常に重いナレーションがあった。
おれは、なぜかそれを完全に忘れてた。

 

そのセリフは

 ヘミングウェイが書いてた。
「この世界はすばらしい。
戦う価値がある」
と。
後の部分は賛成だ。
 
であった。

 

 
 
つまり、事態はより厳しくて

この世界は最悪だ
だから戦うしかない

or

この世界は最悪だ
だから戦う価値がない

の2択だが、
これからも生きていくなら
無理でも前者を選べと言っていたのだ

 

 

 当時のおれは、この過酷な結論を恐れ、自分の記憶を消去するという姑息な対応をしたようだ。
 
人間の無意識は、こんなその場しのぎの忌避策を常用してる。
(そのせいで、次第に自分で自分を袋小路に追い込むのだが)

…自殺したヘミングウェイも、せめてこの世界はすばらしいと想っていたかったんだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(My Favorite Songs) 

Ida Corr Vs Fedde Le Grand - Let Me Think About It (Legendado) PTBR 


www.youtube.com

 

(過去記事編集再録)