哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本当は過激な法然上人

法然上人のことば。 (黒谷上人語燈録15 禅勝房伝説の詞より引用します) 一(ひとつ)。現世をすぐべきようは、念仏の申されんようにすぐべし。 念仏のさまたげになりぬべくば、なになりともよろづをいといすてて、これをとどむべし。 いはく、ひじりで申さ…

修証義 愛語よく廻天の力あることを学すべし

続けて(修証義 第二章より) 仏祖の往昔(おうしゃく)は吾等(われら)なり、 吾等が当来(とうらい)は仏祖ならん。 (以上) すでに成った聖者と、 これから成る聖者ってことね。 (修証義 第三章より) 西天東土(さいてんとうど)仏祖正伝(ぶっそしょうでん)す…

修証義第一章総序 生を明らめ 死を明きらめる

(修証義 第一章総序より引用します) 因果の道理歴然として私(わたくし)なし 悪を造りながら悪に非(あら)ずと思い、悪の報(ほう)あるべからずと邪思惟(じゃしゆい)するに依(よ)りて悪の報を感得せざるには非ず。 (以上) 世間では、悪と知らずにした過ちは…

宝の山の真っ只中で飢え死ぬ人になるな

(武者小路実篤著「維摩経」より引用) 佛教の譬え話に、或る旅人が渇えて水をのみたいと思ってやっと水のある處へ出たが、其處は大きな湖水だったので何處から水をのんでいいかわからないので、とうとう水をのまない内に渇え死んだと云うのがあるが、馬鹿馬…

仏遺教経

NHK こころの時代~宗教・人生~「釈尊の遺言~仏遺教経から」[再]を聴いた。 禅心寺住職金子真介師の法話は実体験に裏打ちされた内容で聴きごたえがあった。苦聖諦をしっかり教えるのが私のまずやるべき仕事、というのは仏教僧なら当然のことだが、現実は人…

恥ずべきこと、恥ずべきでないこと

(親鸞 教行信証から引用します) ただ仏恩の深きことを念(おも)ふて、 人倫(じんりん)の嘲(あざけ)りを恥じず。 (道元 学道用心集から引用します) もし人賞翫(しょうがん)すれば、たとひ非道と知るも乃(すなは)ちこれを修行す、もし恭敬讃嘆(くぎょうさん…

ぬけがらになって彷徨う人になるな

わたしはまだ死んではいない。死ぬのなら、はっきり命がなくなるまで死のう。 だが、生きるならもっと快活に、そしてもっと豊かに生きるのだ。 (奥 浩平) 30年前の古い日記に、こんな言葉が写してある。 奥浩平?…どういう人なのか分からない。 ネットで調…

自分マニア(瞑想好き人間)

アナパナ・サティ(呼吸瞑想)1Hほどした直後に、ひとつの言葉を思いついた。 自分マニア 普通に言えば瞑想好き人間のこと。禅は自己究明ともいうしね。けして自慰マニアとかいうことじゃない。 まあそれほど良い言葉でもないが、おもいついたので書いてお…

訳し方で、同じ文の印象がずいぶん変わる

今もたまに聖書を見る。 思うべきことをこえて思いあがらぬように。 神が分かたれた信仰の量に従って節度ある思いをするように。 (ローマ書12・3より 世界の名著「聖書」前田護郎訳) ※新約聖書を、便利な脚注付きの電子ブック版で読むことができます。 →前…

妄念の外に別の心などない

横川法語。恵心僧都・源信大師のことば。 人間と生るること、大いなるよろこびなり。 身はいやしくとも、畜生におとらんや。 家まづしくとも、餓鬼にはまさるべし。 心におもふことかなはずとも、地獄の苦しみにはくらぶべからず。 世のすみうきは、いとふた…

欲以外の幸福を教えてくれた人

われはすべてに打ち勝ち、すべてを知り、あらゆることがらに関して汚されていない。 すべてを捨てて、愛欲は尽(つ)きたので、こころは解脱している。 みずからさとったのであって、誰を[師と]呼ぼうか。 (ブッダの真理のことば ダンマパダ353中村 元訳) 釈…

人が採りうる最良の態度

A.自分の救いのために、困っている人を助けようとする。 これは、非難はされないにしても、少なくとも最良の態度ではない、不純な動機が混じっているから、と思っていた。 B.ただ、困っている他人を見て、かわいそうだ、きのどくだと思い、その気持ちのま…

他者の奴隷では自分の楽しみは得られない

当たり前のことを言うな 当たり前ができてないから 自分が煩悩に引きずられていると認めながら、貪りの傾きから立ち直ろうとしない者は、他者の楽しみを追い求めているにすぎない。 他者の楽しみを、自分の楽しみだと錯覚している。 彼らはくりかえし悲歎と…

身につまされる言葉

…わたしが得たのはただ納得であって、信仰ではなかった。… 多くの経典や研究書を耽読した三十歳代であるが、絶えず了解し、絶えず迷い、結局そこに残ったのは「知識」であったといえる。 (鷲巣 繁男 遺稿集より) 実に身につまされる言葉だ。 宗教に興味な…

「結局」なんか知るか

ある会話。 「そういうことは、結局あなたのためにならない」 「“結局”がどうだろうと、ぼくの知ったことじゃない。 ぼくは“結局”なんか、これっぽっちも気にしたくないね。 大事なのは、今の瞬間のぼくの気分、ぼくの希望、ぼくの欲求だけだ。 それが“結局”…

欲望~幸福なら酔生夢死でOKかよ~

他人は私が私に持つほどの関心を私に持たないので、私のことを全然知らなくても「あなたを知ってます」と悪気なく言い、なんの痛痒も感じない。 私は私に切実な関心を持たずにいられないので「自分のことを一番知らないのは自分だ」と感じる。 それは心理的…

イソップ寓話集 2

「タウンゼント版イソップ寓話集」から引用させていただきます。 57 虚飾で彩られた烏。 ある、言い伝えによると、ジュピターは、鳥たちの王様を、決めようとしたことが、あったそうだ。ジュピターは、鳥たちの集まる日時を決め、その中で一番美しい者を、王…

イソップ寓話集

「イソップ寓話集」(昔の愛読書です)からひとつ 55 牡牛たちと肉屋。 むかしのこと、牡牛たちは、肉屋が、この世からいなくなればよいと考えた。と言うのも、肉屋は、牛たちを殺戮することを、なりわいとしているからだ。 牡牛たちは、日時を示し合わせて…

辻潤とショーペンハウエルとブッダ

(低人さんのブログ「あほりずむ」から) ◎アナキズム図書室の辻潤の文章を読みました。 (辻 潤「のつどる・ぬうどる」より引用) 自分はこの世に生まれて来たことを別段ありがたいことだと思ってはいないが、ブッダや老荘やショーペンハウエルなどという偉…

「禅に聞け」澤木興道老師の言葉

宗教には連帯責任ということはない。 私一人である。 (「澤木興道老師の言葉 禅に聞け」櫛谷 宗則編) 泣き顔をヤメイ。ちっちゃな気で「オレはツマラヌ」と思い、「ヒトはエライ」と思うて泣き顔してコセコセして。---そしてちょっとツマルと調子づきやが…

ただ本を得て末を愁うることなかれ

ただ本(もと)を得て末(すえ)を愁(うれ)うることなかれ… 本は真如、末は神通の意味で修行を指す。 根本をしっかりと捉えて、末節に走るなということです。… つまり本当の事さえすれば、それを人が知るとか知らんとか、功徳がどうの、神通がどうの、そんなこと…

尾崎方哉

尾崎方哉(ほうさい)(自由律俳人)は、気になる人だ。 元々ねあかの人間が存在論的悩みと格闘して疲労困憊し、社会との絶え間ない違和感に悩まされ、それでも自分に忠実に生きようとしてしだいにひとりぼっちになっていく。 最後に孤独、無言、ひきこもりの…

「あなたは死なない。だいじょうぶ」と言ってくれる宗教しか人は受け入れない

釈尊は、インドでは最高神ヴィシュヌの九番目の化身としてヒンドゥー教の神にされている。 ヒンドゥーの根本教義であるアートマンを明確に否定した釈尊を、どんな手品を使ったら、自分たちの神と同一視できるのか。 釈尊となったヴィシュヌ神は、わざとまち…

維摩経

維摩経は、文学的天才が書いた小説のようなものだとおもう。 読んでおもしろいが、人を救う力はあまりない気がする。 低劣な衆生を次第に成熟させていくために、如来は、この仏国土にこんなに多くの欠陥や不完全さがあるように見せるのである (中央公論社「…

苦を溺愛してる人が苦から逃れられるわけない。

(ブッダの真理の言葉 中村 元訳)より引用します。 汝の生涯は終りに近づいた。汝は、閻魔(えんま)王の近くにおもむいた。汝には、みちすがら休らう宿もなく、旅の資糧(かて)も存在しない。 だから、自己のよりどころをつくれ。すみやかに努めよ。賢明であ…

映画 『X-ミッション』のとんでも仏教

洋画 『X-ミッション』 映画 『X-ミッション』特別映像(ロック・クライミング)【HD】2016年2月20日公開 Wikipediaストーリーより引用 元エクストリーム・スポーツのアスリートという経歴を持つ新米FBI捜査官のジョニー・ユタは、謎の犯罪者集団の調査を命…

永遠の真理

ダンマパダの言葉をいくつか。 たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、その人は怠っているのである。--牛飼いが他人の牛を数えているように。 かれは修行者の部類には入らない。 この世のものを不浄であると思いなして暮らし…

わたしが説かないことは説かないと了解せよ。 ブッダの比類なき知恵と慈悲

世界に比類なく勝れた、ブッダの教えを紹介します。 (中部第63 小マールンキャ経 毒矢のたとえ 桜部健訳より引用)ブッダの言葉。 人は死後存在するという考え方があってはじめて、人は修行生活にとどまるであろうというようなことはない。 … 人は死後存在…

証を覚前に獲る

道元禅師の言葉をもうひとつ。 知るべし、 行を迷中に立てて、 証を覚前(かくぜん)に獲(う)ることを。 (永平初祖学道用心集「仏道は必ず行に依りて証入すべき事」) 行は迷いながら、それでもやり遂げるものである。 普通は、証を獲て、はじめて迷いは消え…

方法的信

(中国禅宗神話のお話は昨日でいったん終わりにします) 仏道を信ずる者は、すべからく自己、本より道中に在って、迷惑せず、妄想せず、顛倒せず、増減なく、誤謬なきことを信ずべし。かくの如きの信を生じ、かくの如きの道を明らめ、よってこれを行ず。乃ち…