哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ブッダのことばスッタニパータ4  中村 元訳(岩波文庫)

生きものを(みずから)害してはならぬ。 また(他人をして)殺さしめてはならぬ。 また他の人々が殺害するのを容認してはならぬ。 世の中の強剛な、また怯えているすべての生きものに対する暴力を蔵めて──。 次に教えを聞く人は、与えられていないものは、何も…

ブッダのことばスッタニパータ3 中村 元訳(岩波文庫)

<ブッダのことば 第三 大いなる章二、つとめはげむこと 中村 元訳> 425 ネーランジャラー河の畔にあって、安穏を得るために、つとめはげみ専心し、努力して瞑想していたわたくしに、 426 (悪魔)ナムチはいたわりのことばを発しつつ近づいて来ていった。…

ブッダのことばスッタニパータ2  中村 元訳(岩波文庫)

全世界のうちで内面的にも外面的にも諸々の感官を修養し、この世とかの世とを厭い離れ、身を修めて、死ぬ時の到来を願っている人、──かれは(自己を制した人)である。 (ブッダのことばスッタニパータ516 中村 元訳より引用終) 最初の一句「内面的にも外面…

ブッダのことば スッタニパータ1 中村 元訳(岩波文庫)

あたかも、母が己が独り子を身命を賭しても護るように、そのように一切の生きとし生けるものどもに対しても、無量の(慈しみの)こころを起こすべし。…… 立ちつつも歩みつつも座しつつも臥しつつも、眠らないでいる限りは、この(慈しみの)心づかいを確っか…

迷信に身を任せて安楽…グロテスクな生き方

お守りは不安の泉~理性を育むと迷信は消える~スマナサーラ長老法話より …人が迷信に頼ることは、これからもなくならないと思います。皆、将来は不安です。 これから先、どうなるのかわからないのです。受験しても合格できるか、 商売しても繁盛するか、今…

悟りたいという慢心

おれが子供のころ ♪勝あつとおもうな~おもえば、負けよ~♪ という歌が流行っていた。 勝ちたいという欲を出すと負ける、という考えだ。 柔 美空ひばりさんの歌唱です。 ところが最近は、これが逆になって、 自分が勝った姿を頭の中で何度も思い描く 「イメ…

坐禅用心記

瑩山禅師・坐禅用心記に 一息截断、両眼永閉の端的に向かって打坐 とある。 今、アーナーパーナサティ(呼吸の気づき)の中で、この教えを実行して効果があった。 おれは両眼永閉の端的に向かって 呼吸瞑想した。 このままほんとに死ぬかもしれないと感じる…

王に点を付けて玉にし、その玉にさらに点を付け意味不明にする

マハーシサヤドーと現代のヴィパッサナー瞑想法pdf から引用させていただきます。 gacchanto vaa 歩いているときは gacchamøti 歩いていると pajaanaati 知る。 歩いているときは歩いていると知らなければなりません。これだけです。 歩いているときに歩いて…

身命を惜しまぬ修行は、苦行ではなく、中道だ。

ゴータマ・シッダルタ(後の釈尊)は釈迦族の王子として生まれたが、29歳の時、すべてを捨てて出家した。 以来、ウルベーラの森ですさまじい断食や苦行の生活を続けること六年におよび、骨と皮だけに痩せ衰えたが、結果は悲惨であった。 苦行は、結局、道…

究極のボケ防止は解脱、真の幸福も解脱のみにある

「八十年、いまだ呆けず」ブッダヴァチャナによるブッダの伝記 中部ムーラバンナーサ 12巻163頁192項より引用。 ブッダの言葉です。 サーリプッタ。「この人がまだ若く、真っ黒な髪をして、若さが溢れている間は 鋭く敏捷な智慧がありますが、この人が老いて…

どんな理由があろうと絶対に怒ってはいけない

(ブッダが弟子に教えを説かれた。) 「汝等(なんだち)よ、盗賊が汝を捕らえ、両歯の鋸(のこぎり)で四肢(てあし)を切断するとも、いかり、うらみ、にくんではならぬ。慈心(じしん)を以(もっ)て、相手を見よ。広大無辺の慈悲を以て、全世界を覆(おお)え、」 …

サティが5分と続かないという大問題

アメリカで流行ってるというので日本でも火がついたマインドフルネスブームも、 予想通り今ではすっかり下火になったようだ。 実のところ大多数の者がマインドフルネス瞑想を5分とまともに続けられないのだから 当然の結果だ。 マインドフルネス瞑想は、安定…

眠りたいとおもうと眠れなくなる←に働く一般法則。

今0時過ぎで、明日早朝から仕事があるとする。 一刻も早く眠りたいのだが、そう思えば思うほど目がさえてくる。 眠ることに集中する努力が、かえって眠りを妨げてしまう。 ところが、いますぐ眠りたいという執着から心が離れると、いともたやすく自然に眠り…

親鸞「廻心は一度切」と道元の批判の関係

他力信仰者に 一発菩提心を百千万発するなり の教えは必要がない。 そのことは絶対神信仰構造に最初から分離できない形で含まれているからだ。 だから親鸞は安心して 廻心といふことただひとたびあるべし と説くことができた。 「一発菩提心を百千万発するな…

映画『怪物はささやく』

『怪物はささやく』本予告 【ストーリー】より …母親と2人暮らしの13歳の少年コナー。 母親は不治の病のために余命わずかで、しつけに厳しい祖母とはソリが合わず、 おまけに学校でも孤立して、毎夜悪夢にうなされる日々を送っていた。 そんなある日、不気味…

あたりまえすぎることはかえってわからない。

(釈尊は言われた) (現代語仏教聖典 釈尊編 11章3節)より引用します。 道に達するのは容易ではない。 然(しか)し道を得なければ、一層苦である。 この世に生まれた者は、必ず病み、老い、且つ死する。 苦には限りがない。 罪をつくって、生死を繰り返…

鉄砲担いで得意になって、これじゃ世界中が死人の山さ

「明日なき世界」 ソウルフルなカヴァーで、おれはオリジナルよりいいと感じる。 「明日なき世界」忌野清志郎 佐野元春 そのオリジナルはバリー・マクガイア。 Barry McGuire - Eve Of Destruction https://philosophy.blogmura.com/buddhism/ ←[にほんブロ…