哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

#映画監督

映画「インターステラー」

SF映画「インターステラー」 映画『インターステラー』特別予告 脚本から撮影まで、これくらいしっかり組織的に造り込んであると、観応えあるわ。 名言の応酬みたいな台詞もいい。 映画全体の圧倒的重量感。日本映画じゃ出せない。 映画『インターステラー』…

「メイズ・ランナー3部作」と「しんぼる」

出口の無い迷路に追放される少年たち メイズランナー 映画紹介 あらすじ 「メイズ・ランナー 第1章」を観た感想。 おれはこの種の作品を、当然アナロジーとして観る。 正体不明の絶対権力者がいて、人間を迷路(メイズ)世界に放り込む。 迷路は階層構造で、…

『サンダカン八番娼館 望郷』にみる欲のむき出し

昔、映画館で観た『サンダカン八番娼館 望郷』 Sandakan hachibanshokan bohkyo 当時、自分の身体の内側からしきりに湧いてくるようになっていた欲望(性欲に象徴される、ひたすら生きんとする盲目の意志)に漠然とした不安ともの恐ろしさを感じていた。 そ…

「自分」葱や芋や牛肉やでこねくった怪しいシロモノ

Lucy (9/10) Movie CLIP - Crossing the Spacetime Continuum (2014) HD 人類の脳は10%しか機能していない、残り90%も有効利用しよう とかいう与太話はどうでもえーわ。 でも、リュック・ベッソン監督は、この一般受けする与太ネタで一流の娯楽映画をでっち…

「変化する」という法則 アビダンマ

アルボムッレ・スマナサーラ著「ブッダの教え1日1話」6/12より引用させていただきます。 世の中にあるのは、神の力ではなく、「変化する」という法則です。(引用終) 「変化する」という法則。無常と因縁の法。 ほとんどの人が、自分は死んでも生きてると…

名優 市川雷蔵

何を演じてもダンディな市川雷蔵。 演技を離れた普段のこの人は、実直な公務員みたいに見える。演技中の大スター雷蔵とのコントラストがすごいのだ。 眠狂四郎は、以後何人もの俳優が演じたが、円月殺法というアホみたいな剣術の動作を、これほどかっこよく…

ラストがユニークな「マッハ!弐」

DVDを観る 「マッハ!弐」 マッハ!弐 Tony Jaa Ong Bak 2 FINAL FIGHT Re Sound Part 1 - HD Ong Bak 2 [2008] Best Fight scene (7/8) elephant fight Ong Bak 2 [2008] Best Fight scene (8/8) final fight (ネタバレ注意) なんちゃって仏教徒の日本人…

映画「人情紙風船」

天才山中貞雄27歳の遺作『人情紙風船』 人間社会の貪瞋痴の不変性を、 正確に無駄なく描いているとおもう。 現代も薄っぺらい上皮を一皮剥けば、 なにひとつとして、変わっていない。 Humanity and Paper Balloons 人情紙風船 (1937) Sadao Yamanaka 山中 貞…

洋画2本

DVD Blu-rayを観る 「36回の爆破でも死ななかった男キル・ザ・ギャング」 実録犯罪小説が原作とのこと。 そこそこ評判になる切ないストーリーによくあるパターン。 賢者・聖者になれたかもしれない優れた素質の人間が、劣悪環境に負けて、罪まみれの殺人者と…

映画『ヒア アフター』いじめと戦争がなくならない原因はひとつ

映画『ヒア アフター』予告編 『ヒア アフター』 クリント・イーストウッド こういう死後世界の物語を見ると暗澹たる気持ちにさせられる。 この映画は、肉体が死んだ後も生き続ける個々人の魂…つまり「死んでも生きてる自分」があると主張しているわけだが、…

立川談志 業の肯定

立川談志のYouTube音源をまとめて聴いている。 この人は「業の肯定」ということを説いていた。 戦争をやり世界を不幸のどん底に落とす強欲悪魔を撃退するには、平和のために大衆が大同団結できるわかりやすい共有思想が必要だ。 「業の肯定」は、悪魔の狂気…

能率と経済を人生に適用する連中は浅薄蒙昧の輩

YouTube映画を観る 『晩春』 昔レンタルDVDで観たが、YouTubeにアップされていたので、10年以上ぶりで観なおした。 初見は、話のテンポがあまりにも遅すぎるのに途中で退屈してDVD倍速で見飛ばした。特に印象も残ってない。 おれはその後10年のうちに心境が…

小津が映画「お早よう」で到達した日本思想

小津安二郎監督による37作目の作品『淑女は何を忘れたか』(1937年公開) What Did the Lady Forget? / 淑女は何を忘れたか (1937) (EN/ES/TR) この時期の小津作品には、まだ観客への迎合が残っている。 はっきり言ってしまえば、客を上から目線で見下してい…

とっくの昔に言われてたんだ、方法的信

以前真理発見法「方法的信」について、次のように何度か書いた。 190925「デカルトとブッダの関係」より抜粋再録します。 真理発見法には、デカルトの「方法的懐疑」以外に「方法的信」とでもいうべき道もあるはずだ。「方法的懐疑」も危険だが、さらにその…

天才監督 クエンティン・タランティーノ

洋画を観る 「イングロリアス・バスターズ」 【クセ強】タランティーノがついに「史実」まで変えてしまう!まるでR指定なスカッとジャパン《映画:イングロリアス・バスターズ》 | 映画のあらすじ紹介&レビュー クエンティン・タランティーノ監督の作品は…

人間も昆虫も実は同じだという洞察は良い。問題はその先だろ。

Bande-annonce: La Femme Insecte - にっぽん昆虫記 (1963) de Shohei Imamura 主役も脇も役者の演技はいずれも見事だし、名匠今村昌平監督は作品を完璧に仕上げている。 主演の大女優左幸子は同作品と『彼女と彼』で日本人で初めてベルリン国際映画祭女優賞…

幸福だからといって 人生の問題が解決することは一切ない

おれは、星野 源 の『地獄でなぜ悪い 』が好きだ。これがあるから、「逃げ恥」を楽しく観れた。 昔「マトリックス」を映画館で観た。自分がこの世界に長年感じている違和感がエンタメで見事に表現されてることに感激した。星野 源『地獄でなぜ悪い』の病室は…

洋画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

出てくる料理がどれも、めちゃくちゃ美味しそうに撮れてる。音楽のチョイスもかっこいい。主人公は一流レストラン総料理長から屋台のおやじに転落するが、ぐじぐじ悩む重苦しい場面は一切なしで、一路ハッピーエンドに向かって疾走する。陽気に生きるためな…

タランティーノ映画『ジャンゴ 繋がれざる者』

映画『ジャンゴ 繋がれざる者』日本版予告編 ウィキペディア『ジャンゴ 繋がれざる者』よりあらすじ 南北戦争直前のアメリカ南部。黒人奴隷ジャンゴは、ドイツ人賞金稼ぎの歯科医キング・シュルツの標的の顔を知っていたため彼に助けられる。リベラルなシュ…

園子温監督『ラブ&ピース』

映画『ラブ&ピース』 映画『ラブ&ピース』予告編 おれの観た範囲でだが、園子温監督作品にハズレなしだね。個性が強いし感性が若いしとっ散らかってるから、苦手な年寄は多いだろうけど。 彼のどの映画もオリジナルでクリエイティブだ、そこが一番すばらし…

小津安二郎 庶民のさりげない欲求を自覚的に信じる

小津安二郎監督による37作目の作品『淑女は何を忘れたか』(1937年公開) 埋め込みできないみたいです。YouTubeで観てください。→ 淑女は何を忘れたか (Shukujo wa nani o wasureta ka) What Did the Lady Forget? (1937) eng この時期の小津作品には、まだ…

『晩春』youtube

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YouTubeで久しぶりに観た『晩春』

YouTube映画を観る 昔DVDで観たが、YouTubeにアップされていたので久しぶりに観なおした。 『晩春』 嫁に行く娘と男親の妖しいが普通でもある秘めた感情を淡々と描いた怪作。これ以後、小津安二郎はこのレベルの映画を次々作っていくことになる。 事実を…

しんぼる

DVDを観る 松本人志監督作品「しんぼる」秀作 めちゃくちゃ酷評されてたので、期待せず観たが、これは名作だ。 さあいよいよ死ぬというその時以外は閉じ込められてる感を持たない適応人達が、もしこれに共感したら彼らの日常を支えている土台が消え始める…

イングロリアス・バスターズ

DVDを観る 「イングロリアス・バスターズ」秀作 クエンティン・タランティーノ監督の作品はハズレがない。大ヒット映画なんで、おれがいまさら褒める必要もないが、一見安っぽいタッチ(嫌いな人もいるだろう)が良いし、なにより常に創造的だ。 「サロゲ…