哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読みまちがい

以前の記事(聖書の言葉4) http://blogs.yahoo.co.jp/cyqnh957/21104073.html で、コヘレトの言葉をとりあげて、 「それにしても、最後の最後に脈絡の感じられない、取って付けたような御託宣、 『すべてに耳を傾けて得た結論。「神を畏れ、その戒めを守れ…

翻訳…受ける印象

思うべきことをこえて思いあがらぬように。 神が分かたれた信仰の量に従って節度ある思いをするように。 (ローマ書12・3より 世界の名著「聖書」前田護郎訳) ※前田護郎訳聖書を、便利な脚注付きの電子ブック版で読むことができます。 http://members2.jcom…

彼の是を我非とし、我の是を彼非とす。ともに凡夫のみ

忿[いかり]を絶ち瞋[いかり]を棄てて、人の違[たが]ふを怒らざれ。 人みな心あり、心おのおの執[と]ることあり。 彼是[ぜ]とするところすなはち我は非[ひ]とし、我是とするところすなはち彼は非とす。 我かならずしも聖[せい]にあらず、彼かならずしも愚にあ…

断食仕切り直し

昨夜20時ごろから断食中だったが、今朝うっかりバナナを食べてしまった。 15時から仕切り直し(明日15時まで)。

自誓受戒

依普賢経。請三師証等。 請釈迦牟尼仏。為菩薩戒和上。 請文殊師利菩薩。為菩薩戒羯磨阿闍梨。 請弥勒菩薩。為菩薩戒教授阿闍梨。 請十方一切諸仏。為菩薩戒証師。 請十方一切諸菩薩。為同学等侶。 請現前一伝戒師。以為現前師。 若無伝戒師。千里内請。若千…

横川法語

これも有名。恵心僧都・源信大師のことば。 人間と生るること、大いなるよろこびなり。 身はいやしくとも、畜生におとらんや。 家まづしくとも、餓鬼にはまさるべし。 心におもふことかなはずとも、地獄の苦しみにはくらぶべからず。 世のすみうきは、いとふ…

発想の逆回転

法然上人のことば(4) 一(ひとつ)。現世をすぐべきようは、念仏の申されんようにすぐべし。 念仏のさまたげになりぬべくば、なになりともよろづをいといすてて、これをとどむべし。 いはく、ひじりで申されずば、妻を設けて申すべし。 妻を設けて申されず…

登山状

法然上人のことば(3) いたづらにあかしくらして、やみなんこそかなしけれ。… 昨日もいたづらにくれぬ、今日もまたむなしくあけぬ。… 今いくたびかくらし、いくたびかあかさんとする。… 妻子眷属は家にあれどもともなはず、七珍萬寶はくらにみてれども益も…

一枚起請文

法然上人のことば(2) 法然上人の教えのなかで、これがもっとも好きです。 有名なものだから、知ってる人も多いでしょうが。 一枚起請文 もろこし我が朝に、もろもろの智者たちのさたし申さるる、観念の念にもあらず。 また学問をして念の心を悟りて申す念…

遠離すること百由旬

法然上人のことばをいくつか。 論議はこれ智者の有なり。 更に愚人の分にあらず。 また諍論(ざうろん)のところには諸(もろもろ)の煩悩起る。 智者はこれを遠離(をんり)すること百由旬(ひゃくゆじゅん)なり。 況(いはん)や一向念仏の行人においてをや。 解(さ…

3回目

先週は土曜にちょっと外で用事があって、断食ができなかった。 それで、日曜日17時から今日17時までに変更した。(今回は水分摂取もなし) 午後から少し空腹感を感じた程度。 しかし、夕飯を普段の2倍くらい食べてしまう。 これを止めないと、せっかく…

ウイルスチェック

今日は昼から『avast! Antivirus』でHDにウイルスチェックをかけた。 22時、以前ダウンロードしたが一度も解凍しなかったファイルからウイルスが発見された! しかも、前回のチェックではウイルスは発見されなかった。 凍結状態のファイルの中にタイマー…

欲以外の幸福を教えてくれた人

おれは他の誰よりも釈尊に感謝している。 釈尊ほど信頼できる教師は、この世界にふたりといない。 たとえ樹を切っても、もしも頑強な根を断たなければ、樹が再び成長するように、妄執(渇愛)の根源となる潜勢力をほろぼさないならば、この苦しみはくりかえし…

架空対談20

司会者 ここからは、世相を一刀両断にしてください。 現実主義者 無理だよ(笑) 司会者 じゃあ、悪口でもいいです。大悪口大会をやりましょう。ここに、犠牲者になってもらう相手をメモしてきたんです(メモを出す)えーっと、日本人、儒教道徳、女、政治、…

架空対談19

仏教者 しかし、僕をやがて確実に襲い僕が必ず従わされる「死ぬさだめ」は済んだことでもないし、なんとなく慣れていることでもない。 死ほど残酷なさだめはない。 恐ろしいもの(死)が確実にやってくるというのに、それが自分にとって何なのか、まったく知…

架空対談18

仏教者 (現実主義者を指して)あなたが休憩前に言ってたことですが、生まれて、ジタバタやって、わけも分からないまま死ぬ…(笑) 命ある者の運命はみなこの通りなんで、生命のこの自覚を強いられているのが、自意識を持つ人間の定めなんだと思うんだ。 キ…

慈円

テレビで、新春恒例宮中行事「歌会始」の中継をやっていた。 それを観ているうちに、ふと思い出した和歌がある。 みな人の知り顔にして知らぬかな必ず死ぬるならひありとは (新古今和歌集 前大僧正慈円) 「人は必ず死ぬという誰でも知っているあたりまえの…

弘田三枝子

今、NHKアーカイブス「若さとリズム第1回」(65年)を観た。 若き日の弘田三枝子(15歳くらい?)が何曲も歌っていた。 すばらしい歌唱力。久々に感動した。

デカルト2

デカルトは、熱心に勉学・思索することによって、(偉大な思想家がすべてそうであるように)まず自分がまったく無知であることだけを徹底的に学んだ。 世間の人々は何かを知っているのだが、自分は何ひとつ知らないと謙虚になるのではない。 世間の人々も自…

断食週1回ペース2回目

昨日15時から今日15時まで断食した。(週1回のペース 2回目) 今回は、寝る前と起きた直後の2度だけ、コップ1杯のミネラルウオーターを飲んだ。 何の変化もなし。

架空対談17

休憩終了。架空対談再開。 司会者 では、…「人間だけが持つ根源的不安」についての話から続けてください。 仏教者 平均人の不安は、単純に挫折の予感といいかえられる。 それは、もとは自分の肉体が不完全であることを知り、その事実が人間にとって致命的な…

プロセス(証明物語)

直感で、いきなり結論(答え)をつかみとれることがある。 しかし、その場合、結論に至るプロセスを示すことはできない。 プロセスがなければ、自分は確信しているその正しさを、多くの人に納得させることはできない。 幸運にも、自分同様に直感で答えを知っ…

自己の確立

自己の確立が大事だといわれる。 では、なにをもって、自己を確立したといえるのか。 人間は、自分で望んでする内発的行為と、強(し)いられてする(させられる)外発的行為をはっきり区別できるようになって、初めて自己を確立したといえる、とおれは思う。 …

絞った濡れタオルの快

銭湯(風呂) 日本人…固く絞ったタオル(てぬぐい)で身体を拭く。 西洋人…乾いたバスタオルで拭く。「絞った濡れタオルでは、拭いても気持ち悪い」と言う。 日本人は、外国人にそう言われて初めて「そうともいえる。それはそれでもっともだ」と気づく。 し…

意志の否定

過去記事「ショーペンハウアー6聖者」 http://rdsig.yahoo.co.jp/blog/article/titlelink/RV=1/RU=aHR0cDovL2Jsb2dzLnlhaG9vLmNvLmpwL2N5cW5oOTU3LzE3NTU2NDU4Lmh0bWw-でショーペンハウアー哲学の最重要概念「意志の否定」について次のように書いた。 『総…

断食してみました

masahito2117さんのブログ記事 http://blogs.yahoo.co.jp/masahito2117/43665767.htmlに触発されて、断食してみました。 6日土曜19時から昨日日曜19時まで断食してみた。水も飲まなかった。 しかし、最後までほとんど空腹を感じなかった。 19時過ぎに24時間…

奥 浩平

わたしはまだ死んではいない。死ぬのなら、はっきり命がなくなるまで死のう。 だが、生きるならもっと快活に、そしてもっと豊かに生きるのだ。 (奥 浩平) 今日はなにも思いつかないので、20年以上前の古い日記を開いたら、こんな言葉が写してあった。 奥浩…

五木寛之

「人生の目的」(五木寛之/幻冬舎)を読んで、自分勝手な感想を書く。 世界の中で一番面倒くさいことは何か。 みずから考えること。 世の中で一番嫌なことは何か。 自分が死ぬこと。 ところが、一番嫌なことを少しでもましなものに変えたい一心から、一番面…

林の中の象のように

もしも思慮深く聡明でまじめな生活をしている人を伴侶として共に歩むことができるならば、あらゆる危険困難に打ち克って、こころ喜び、念いをおちつけて、ともに歩め。 (ブッダの真理のことば ダンマパダ328 中村 元訳) しかし、もしも思慮深く聡明でまじ…

百年と一瞬間

戦場において百万人に勝つよりも、唯だ一つの自己に克つ者こそ、じつに最上の勝利者である。 自己にうち克つことは、他の人々に勝つことよりもすぐれている。つねに行ないをつつしみ、自己をととのえている人、──このような人の克ち得た勝利を敗北に転ずるこ…