哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

#俳優、女優

梶 芽衣子『修羅雪姫』

梶 芽衣子の代表作といえば『女囚さそりシリーズ』だとおもってたが、この『修羅雪姫』のほうがいいわ。映像に形式美がある。シンプルに復讐を描いて、見事に完成した娯楽作品だ。 これが天才タランティーノの頭を通って、もうひとつの単純な復讐劇『キル・…

車中生活者 死にゆく妻との旅路

悲惨な実話をもとにした映画 「死にゆく妻との旅路」 当時、新聞でこの事件を知った時の衝撃を忘れることができない。 男が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されたいきさつを簡単に伝える小さな記事だったが、それは ただならぬ過程が伴わなければ現れえない結…

『サンダカン八番娼館 望郷』にみる欲のむき出し

昔、映画館で観た『サンダカン八番娼館 望郷』 Sandakan hachibanshokan bohkyo 当時、自分の身体の内側からしきりに湧いてくるようになっていた欲望(性欲に象徴される、ひたすら生きんとする盲目の意志)に漠然とした不安ともの恐ろしさを感じていた。 そ…

神話的な WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜

『WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜』 (ウッジョブ かむさりなあなあにちじょう) 映画『WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~』予告編 おれは、制作にテレビ会社がかんでる映画にろくなものがないと思っていて、これも昔見た時、オープニングにTBSの…

人生は実験だ!

楽であろうと、苦であろうと、非苦非楽であろうとも、内的にも外的にも、およそ感受されたものはすべて、 苦しみであると知って、滅び去るものである虚妄の事物に触れるたびごとに、衰滅を認め、このようにしてそれらに対する執着を離れる。 (ブッダのこと…

名優 市川雷蔵

何を演じてもダンディな市川雷蔵。 演技を離れた普段のこの人は、実直な公務員みたいに見える。演技中の大スター雷蔵とのコントラストがすごいのだ。 眠狂四郎は、以後何人もの俳優が演じたが、円月殺法というアホみたいな剣術の動作を、これほどかっこよく…

ラストがユニークな「マッハ!弐」

DVDを観る 「マッハ!弐」 マッハ!弐 Tony Jaa Ong Bak 2 FINAL FIGHT Re Sound Part 1 - HD Ong Bak 2 [2008] Best Fight scene (7/8) elephant fight Ong Bak 2 [2008] Best Fight scene (8/8) final fight (ネタバレ注意) なんちゃって仏教徒の日本人…

洋画3本

DVD Blu-rayを観る 「マシンガン・プリーチャー」今の日本の環境では出ない映画。 その意味で新鮮。 映画『マシンガン・プリーチャー』予告編 「ブライズメイズ 史上最悪のウエディングプラン」これも、日本映画にはまだない展開がおもしろい。 映画『ブライ…

洋画2本

DVD Blu-rayを観る 「36回の爆破でも死ななかった男キル・ザ・ギャング」 実録犯罪小説が原作とのこと。 そこそこ評判になる切ないストーリーによくあるパターン。 賢者・聖者になれたかもしれない優れた素質の人間が、劣悪環境に負けて、罪まみれの殺人者と…

今日、遅ればせながら「わたナギ」

4月期新火曜ドラマ「私の家政夫ナギサさん」 主演多部未華子 4月スタート ビートルズを知った後で、モンキーズ見てる気分だ。 おれ、モンキーズ嫌いじゃないけど…… (My Favorite Songs) 「モンキーズのテーマ」 アメリカ音楽産業のおとな達が恥も外聞も捨…

残りパスタのフリッタータ

会社で給料のために働いていると、程度の差はあれ全員グループボケする。 これはどんなに気をつけていても避けがたいとおもう。 リタイアしてその憂鬱からは解放されたが、一難去るとまた一難、外から強制なしの自己管理が想定外に困難だと気づいた。 不摂生…

ナンセンス!ああナンセンス極まれり。

YouTubeでビートたけし主演ドラマ「あの戦争は何だったのか~日米開戦と東条英機」(TBS系列)を観ることができる。 あの戦争は何だったのか 1 坂口安吾『続堕落論』は、おれのBibleの一つだが、そのなかにこう書いてある。 ナンセンス! ああナンセンス極ま…

テレビドラマ版の「飢餓海峡」

「飢餓海峡」は水上勉の社会派推理小説の傑作で、繰り返し映像化舞台化されている。 飢餓海峡 (1/4)フルバージョン 萩原健一 若村麻由美 仲代達也 飢餓海峡 (2/4) フルバージョン 萩原健一 若村麻由美 仲代達也 飢餓海峡 (3/4) 萩原健一 若村麻由美 仲…

人間も昆虫も実は同じだという洞察は良い。問題はその先だろ。

Bande-annonce: La Femme Insecte - にっぽん昆虫記 (1963) de Shohei Imamura 主役も脇も役者の演技はいずれも見事だし、名匠今村昌平監督は作品を完璧に仕上げている。 主演の大女優左幸子は同作品と『彼女と彼』で日本人で初めてベルリン国際映画祭女優賞…

神のスッピン!

現代のように理性が尊ばれ、科学が発達し、合理的思考が興隆を極める時代になっても、なぜ依然として大多数の人々は「神」を求めているのか? この人類特有の謎について。 ネットからMP3プレーヤーにDLした聖書の朗読を、ウォーキング中によく聴いている。…

身につまされる言葉

…わたしが得たのはただ納得であって、信仰ではなかった。… 多くの経典や研究書を耽読した三十歳代であるが、絶えず了解し、絶えず迷い、結局そこに残ったのは「知識」であったといえる。 (鷲巣 繁男 遺稿集より) 実に身につまされる言葉だ。 宗教に興味な…

南岳懐讓

馬祖禅師の師は南岳懐讓禅師 説似一物即不中(せつじいちもつそくふちゅう) 悟りの世界を言語で言い当てることは原理的に不可能、 という意味だと思います。 (過去記事ショーペンハウアー編修1より関係部分を引用します) 概念で表わせないことを、直に言語化…

ネガティブ自信

仏教とは、ありのままの自分を深信することだ。 この「自分を深信すること」が、親鸞のように、完全に、ほとんど自虐的なまでに ネガティブ に自覚、表明される場合がある。 以下の言葉は、その徹底ぶりによって詩に昇華している。 浄土真宗に帰すれども 真…

映画『赤い玉、』苦が苦聖諦に昇華できないとどうなるか

(Wikipediaより引用)あらすじ 大学教員に就きつつも映画監督である時田修次は、新作の撮影に臨んで行き詰っていた。時田は、愛人・唯の美貌に癒されながら脚本を練り、あくまでも経験に基づく作品を撮ろうと考えるが、そういった自分の生き方が、まるで映…

邦画「いつか読書する日」

じつはGYAO!で「健さん」観たあと、続けて 「いつか読書する日」 を観た。 ネタばれ注意 15歳の時(私は一生この町で生きていく)と決め、 未婚のまま50歳になった大場美奈子と、 若い頃(俺は絶対平凡に生きてやる)と決めた、 美奈子の同級生高梨槐多の、 …

日本人の真心・高倉健の映画「健さん」が、今GYAO!で無料配信中

今GYAO!で、真に日本人を代表する名優高倉健のドキュメンタリー 「健さん」 無料配信中です。2019年12月9日(月) 23:59まで 未見の日本人はぜひ一度観ることをお勧めします。

八千草薫さんが亡くなられた

多くのニュースで、「岸辺のアルバム」「宮本武蔵」「ディア・ドクター」「くじけないで」などが代表作として紹介されてる。もちろん秀作ではあるが…… おれが、八千草薫さんで、強く印象に残っているのはわりと初期の出演作 『ガス人間第1号』(1960)だ。 …

映画「愛を積むひと」

「愛を積むひと」観終わる。 佐藤浩市、一流の役者だわ。 映画自体も、ちょっときれいにまとめ過ぎだけど、まあ★5だとおもう。 愛を積むひと(予告編) 人間は、悟らない限り、みんな例外なく弱いもんだ。 愛する人が死んだら、空の上のどこかで生き続けている…

『ガス人間第1号』の八千草薫

ずいぶん昔に観て、強く印象に残っていた『ガス人間第1号』(1960)に、ネットで再会した。 当時たて続けに作られたという『美女と液体人間』(1958) 『電送人間』(1960)も今回観たが、この『ガス人間第1号』が秀逸の出来だとおもう。 Kunio Miyauchi – THE…

若山富三郎の「子連れ狼」

邦画 若山富三郎の「子連れ狼」 Lone Wolf & Cub 1: Das Schwert der Rache (Blu-ray Trailer, deutsch) 子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる - アクション映画 シリーズ第一作『子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる』がとても面白かったので、第二作『三途の…

邦画『百円の恋』『0.5ミリ』

映画 『百円の恋』 安藤サクラ 新井浩文映画 『百円の恋』 予告編 日本版ロッキーだ、あしたのジョーよりリアルに。 ハリウッドだと主人公男、強いし戦いに勝ってハッピーエンド。 これが邦画になると、 主人公女、弱いし戦いにも負ける。でも生きていく。 …

梶 芽衣子『修羅雪姫』

梶 芽衣子の代表作といえば『女囚さそりシリーズ』だとおもってたが、この『修羅雪姫』のほうがいいわ。映像に形式美がある。シンプルに復讐を描いて、見事に完成した娯楽作品だ。 これが天才タランティーノの頭を通って、もうひとつの単純な復讐劇『キル・…

市川雷蔵

何を演じてもダンディな市川雷蔵。 円月殺法というアホみたいな剣術の動作をかっこよく見せられる俳優はこの人しかいなかったんだろう。 眠狂四郎 市川雷蔵 殺陣 「円月殺法集」 Sleepy Eyes of Death.(150528追記 最初の動画リンク切れになっていたので、…

兵隊やくざ

GyaO!で観る 「兵隊やくざ」 1965年(昭和40年)製作・公開。 勝新太郎主演エンターテイメント映画の傑作。 シリーズ化された内の一作を当時映画館で観た。 勝新太郎は「座頭市」よりこっちのほうがずっと良い味出してる。相棒田村高廣の燻し銀の演技も素敵…

梶 芽衣子

梶 芽衣子。 『女囚さそり』シリーズ、近所の東映直営映画館で何本か観たなあ。内容はもう忘れたけど。 その中で流れてた「怨み節」だけは、いまだに耳の底に残っている。 これ、けっこう名曲でしょう。 女囚さそり けもの部屋(プレビュー)