哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

世間はブッダを知らない。そつのない知ってるふりは、知ってるうちに入らない。

単語はすごい【リメイク1】#212 - YouTube

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[利己的な感想]

日本人は単語(動詞)「かける」の意味を知らないのに、なぜかまるで知ってるかのように日々何の苦労も感じずそつなく使いこなしてる。この事実を根拠にして「ほんとはちゃんと意味も理解してる」と世人は信じてる。

じつは、これと同じ理屈で、今話題の人工知能チャットGPT」にたいしても「AI がついに自分で勝手に考えて答えるようになったぁ!」と反応してる。

チャットGPTは、ある言葉(例えば「古池や」)の次に、何億何兆のビッグデータをサーチして、確率的に一番もっともらしい言葉(「蛙飛びこむ」)を拾って、並べる。基本的にこの単純作業を繰り返すだけで「古池や蛙飛びこむ水の音」全体の意味など一切考えてない。

チャットGPTが「古池や蛙飛びこむ水の音」全体の意味を一切知ろうともしないで、知ってるふりでそつなく使うのと同じように、世人はもともと「古池や蛙飛びこむ水の音」レベルの意味を知らないし、知る必要も感じてない。知ってるふりで十分だと信じてるからだ。

「かける」の意味を知らなくても、ただそつなく使える事実だけで「ちゃんと意味も理解してる」とみなすのは、チャットGPTがやがて人間をも超える「自ら思考する自我を持つ」と強弁するに等しい。

これを逆に見れば、はからずもAI 発展の副産物として、世人の「思考」「自我」の正体が、もともとこの程度のものだというお粗末な事実が、今や露わになったといえる。

しかし世間は、あろうことかこのお粗末な事実を自慢自賛するので、昔も今もこれからも、ブッダを知ることができない。

仏法は、世間のありとある権謀術策が一切通用しない世界だからだ。

 

文法はiPhoneを超える大発明。文法に毎日お礼を言おう【リメイク2】#213 - YouTube

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タランティーノの名作「ヘイトフル・エイト」が今

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ヘイトフル・エイト(R15+)【吹替版】

GYAO!情報より引用させていただきます。

イングロリアス・バスターズ』『ジャンゴ 繋がれざる者』などで映画愛に満ちたバイオレンス・アクションの世界を究め、アカデミー賞(R)、カンヌ国際映画祭パルム・ドールなど数々の栄冠を奪取してきたクエンティン・タランティーノ監督が、初の密室ミステリーを完成させた!
舞台は山の上のロッジ、登場人物はワケありの7人の男と1人の女。人種も境遇もバラバラの8人、わかっているのは全員が嘘をついているということだけ。犯人は? 動機は? 8人の本当の関係とは? 実はオープニングから、すべての会話と視線、何気ない身振りに、巧妙かつ緻密な伏線が仕掛けられている。タランティーノ印のブラックな笑いと過剰なアクション満載の謎解きに挑め!

「ヘイトフル・エイト」特別映像 - YouTube

 

 

主要登場人物がどいつもこいつも嘘つきのろくでなしで、そいつらの憎悪の応酬が斟酌なく描かれてて、それはとても面白い。日本映画で、ここまで強烈なものは見られないからだ。

 

クエンティン・タランティーノ監督作品はどれも独創的だ。ストーリーに奥ゆきはないし思想に深いものがないしセリフがきまってるわけでもない。しかし作品において、もっとも高く評価されるべきは独創性だ。彼の映画には、常にそれがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (My Favorite Songs)

Rolling Stones “Honky Tonk Women” From The Vault Leeds Roundhay Park 1982 Full HD - YouTube