哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

タランティーノ映画『ジャンゴ 繋がれざる者』

以前紹介した名作「ジャンゴ 繋がれざる者」が今

GYAO!で無料視聴できます。未視聴の方はどうぞ。3月31日(金) まで

ジャンゴ 繋がれざる者(R15+) 【吹替版】

ウィキペディア『ジャンゴ 繋がれざる者』よりあらすじ

南北戦争直前のアメリカ南部。黒人奴隷ジャンゴは、ドイツ人賞金稼ぎの歯科医キング・シュルツの標的の顔を知っていたため彼に助けられる。リベラルなシュルツは南部の白人達に奇異に見られながらもジャンゴを白人と対等に扱い、共に標的の三兄弟を追跡する。三兄弟を仕留めた後、ジャンゴの銃の才能に気づいたシュルツは、彼を相棒にして銃の扱い方と賞金稼ぎという仕事を教え込む。
ジャンゴの生き別れの妻・ブルームヒルダ(ヒルディ)が、黒人の酷使で有名な農園領主カルビン・キャンディの下にいることを突き止めた2人は、彼女を助け出すために特に黒人差別が酷いミシシッピへと向かう。彼らは格闘奴隷の買い付けを行う奴隷商の振りをしてキャンディに近づき、1万2000ドルの大金を見せ金にして彼に気に入られる。キャンディの農場に招かれたシュルツらは偶然を装ってヒルディを買おうとするが、キャンディ一族に忠誠を誓う黒人の老僕・スティーブンがシュルツらの真の狙いに気づく。騙されたことを知ったキャンディは、脅迫して彼らの大金を巻き上げようとし、ヒルディを1万2000ドルで売りつける。シュルツは得意の話術でキャンディのプライドを傷つけ一矢報いるが、それをやり返そうとしたキャンディの人間性についに耐えられなくなり、彼を射殺する。結果、シュルツはキャンディの側近に撃ち殺されるも、その隙を突いて銃を奪ったジャンゴはキャンディの部下達を次々と射殺していく。だが、ヒルディが人質に取られたことが決定的となり、捕まってしまう。
翌日。キャンディの部下達はジャンゴを局部の切除や犬に食わせることで処刑しようと相談するが、それは普通の黒人にも行われることだから特別な罰にはならないとして、過酷な現場で有名なレクィント・ディッキー鉱業社に奴隷として売ることを決定する。鉱業社の従業員らに運ばれる道中、ジャンゴは言葉巧みに彼らを騙し、貰った銃で射殺して再び自由を得る。キャンディ農場の舞い戻ったジャンゴは、キャンディの部下達や姉らを残らず殺害すると農場の母屋を爆破し、助け出したブルームヒルダと農場を去る。

映画『ジャンゴ 繋がれざる者』日本版予告編 - YouTube

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人が実際に発揮する才能の半ば以上は、

勇気で構成されてる。

こういう内容も撮り方も創造的な映画は、脚本監督する人間に勇気がないと創れない。いくら才能があっても勇気が少ないと、人まね名人で終わる。最近人まね名人監督の映画が多すぎる。
タランティーノ映画は原理的にハズレがない。なぜならタランティーノが常に勇気をもって創造的であり続けているから。

タランティーノ監督は過去の名作映画から受けた影響を隠さず、作中に自分が愛する名シーンのオマージュを入れることも少なくないが、その入れ方が創造的だ。オリジナルを超えることで過去の名作に真の敬意を払い、真の恩返しをしている。