哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

ブッダは世界の根を脅す

より引用させていただきます。

 マーガンディヤさん。目は喜ぶ物である形があり、喜ばせる物である形を欲しがり、その目を如行(ブッダの一人称。漢訳は如来)は苦しめ、支配し、維持し、慎むことができ、そして如行は当然目を慎むダンマを説きます。

 マーガンディヤさん。耳は喜ぶ物である声があり、喜ばせる物である声を欲しがり、その耳を如行は苦しめ、支配し、維持し、慎むことができ、そして如行は当然耳を慎むダンマを説きます。

 マーガンディヤさん。鼻は喜ぶ物である臭いがあり、舌は喜ぶ物である味があり、体は喜ぶ物である接触があり、心は喜ぶ物である感情があり、喜ばせる物である感情を欲しがり、その鼻、舌、体、心を如行は苦しめ、支配し、維持し、慎むことができました。そして如行は当然心を慎むダンマを説きます。

[引用終]
 
 
 これはなにを言っているか。
 
五感は悪魔の垂らす釣り針だ
 
と言っている。
世の常識と著しく違うことを説いているのだ。
 
世間は顛倒している。
 
正しいことをまちがいと感じ、損を得と認識する。
まちがいを正しいと感じ、得を損と認識する。
 
だから、ブッダの教えの核心は、世の常識と真逆になっている。
そこがわかれば、仏法は理解できるとおもう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(My Favorite Songs)
 
 
 
(過去記事統合増補編集再録)