哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

人が採りうる最良の態度



A.
自分の救いのために、困っている人を助けようとする。

これは、非難はされないにしても、少なくとも最良の態度ではない、不純な動機が混じっているから、と思っていた。


B.ただ、困っている他人を見て、かわいそうだ、きのどくだと思い、その気持ちのまま人を助けようとする。

これが最良の態度だ、動機が純粋だから、と以前のおれは思っていたのだ。




今は違う。


Aの態度こそ、人が採りうる最良の態度だ、とおれは思う。



 

 

実は、マザー・テレサの言行の記録を読んでいるうちに、突然、ものの見方に転換が起きた。

彼女の考えが、単純にAだというつもりはない。
しかし、Bでないことは確かだ、とおれは思う。

 

 

 

沖守弘『レンズに焼きついたマザー・テレサの愛』より引用します)

 

私たちにはマザーの行いは「貧しい人を助けている」としか見えない。しかし、マザーやシスターたちは、病気の老人や捨てられた子どもの中に神様を見ているのです。
(引用終)

 

 

 

 

 

(『マザー・テレサ語録 Part2』より引用します)

 

私がもし、社会福祉や慈善のために活動するのだったら、しあわせだった家も捨てなかったでしょうし、両親とも別れなかったでしょう。
 私は神に捧げた身ですから、いま私がしていることはヒューマニズムでもなんでもないんですよ。
 ごく当たり前のことなんですよ。

(引用終)

 


マザー・テレサは、少しも謙遜して言っていない。

彼女の行為は、本当に社会福祉や慈善活動ではないのだ。
ヒューマニズム(=人助け)ではないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (My Favorite Songs)

 

天才ハマクラの
「花と小父さん」

乙女チックなファンタジーの中に、一種異様に気色悪いおっさんの情念が秘められてる。

 
 


花と小父さん 浜口庫之助

 

 

これもハマクラ作詞作曲だ…
田代美代子、和田弘とマヒナスターズ
愛して愛して愛しちゃったのよ」←クリックしてYouTubeで見てください。

 

子供のころテレビでよく聞いていたので懐かしい。
あほみたいな歌詞だけど、ある意味深いし。


愛して愛して愛しちゃったのよ 田代美代子 & 和田 弘とマヒナスターズ 昭和歌謡

 

浜口庫之助は「僕は泣いちっち」「涙くんさよなら」「夜霧よ今夜も有難う」等、他の追随を許さぬ独創的名作多数あり。

 

(過去記事統合編集再録)