A.自分の救いのために、困っている人を助けようとする。
これは、非難はされないにしても、少なくとも最良の態度ではない、不純な動機が混じっているから、と思っていた。
B.ただ、困っている他人を見て、かわいそうだ、きのどくだと思い、その気持ちのまま人を助けようとする。
これが最良の態度だ、動機が純粋だから、と以前のおれは思っていたのだ。
今は違う。
Aの態度こそ、人が採りうる最良の態度だ、とおれは思う。
実は、マザー・テレサの言行の記録を読んでいるうちに、突然、ものの見方に転換が起きた。
彼女の考えが、単純にAだというつもりはない。
しかし、Bでないことは確かだ、とおれは思う。
(沖守弘『レンズに焼きついたマザー・テレサの愛』より引用します)
私たちにはマザーの行いは「貧しい人を助けている」としか見えない。しかし、マザーやシスターたちは、病気の老人や捨てられた子どもの中に神様を見ているのです。
(引用終)
(『マザー・テレサ語録 Part2』より引用します)
私がもし、社会福祉や慈善のために活動するのだったら、しあわせだった家も捨てなかったでしょうし、両親とも別れなかったでしょう。
私は神に捧げた身ですから、いま私がしていることはヒューマニズムでもなんでもないんですよ。
ごく当たり前のことなんですよ。
(引用終)
マザー・テレサは、少しも謙遜して言っていない。
彼女の行為は、本当に社会福祉や慈善活動ではないのだ。
ヒューマニズム(=人助け)ではないのだ。
(My Favorite Songs)
天才ハマクラの
「花と小父さん」
乙女チックなファンタジーの中に、一種異様に気色悪いおっさんの情念が秘められてる。
あほみたいな歌詞だけど、ある意味深いし。
愛して愛して愛しちゃったのよ 田代美代子 & 和田 弘とマヒナスターズ 昭和歌謡
浜口庫之助は「僕は泣いちっち」「涙くんさよなら」「夜霧よ今夜も有難う」等、他の追随を許さぬ独創的名作多数あり。
(過去記事統合編集再録)