哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

カール・ヒルティ

自力と他力で表現方法が違うだけで、 内容は全く同じ

過去記事2016/9/24に どうしようもないダメな自分 を丸ごと心底信じきること と 機の深信がそのまま法の深信だ という、機法一体の自覚 は同じ内容だ。 と書きました。 どうしようもないダメな自分 を丸ごと心底信じきること とは、以下のようなことです。 …

自分の枷を外せない者は、当然他人の枷も外せない

(ヒルティ幸福論第二部「人生の段階」 草間平作・大和邦太郎訳より引用させていただきます) 最もすぐれた活動は、他の人たちを助けて真の生活に入らしめることであるが、それはみずから真の生活に達したのちのことである。 それ以前にそうした仕事をしたが…

最大の悲惨事

ヴィパッサナー瞑想がうまくできない。 これだという確信があるのに、いざ始めてみると、雑念をどうすることもできない。 ひとがこの人生において出会う最大の悲惨事は、道が示されたにもかかわらず、いつまでも第三流の席にとどまって、彼らの存在が結局、…

ヒルティ4

だれでも、その生まれつきの気質をすっかり変えてしまうことなど、出来るものではない。 むしろその特質をそのまま純化することの方が、はるかに容易である。 (ヒルティ幸福論第二部「人間知について」 草間平作・大和邦太郎訳) そのためには、まずありの…

ヒルティ2

愚直で厚かましい人たちに対しては、三つの自己防禦の方法がある。まず粗野であるが、これは自分の品位を落とす。次は冷淡であるが、これは人間的でなく、良心にやましさを残す。それからユーモア。この最後の方法だけが、真の精神的優越を示すものだ。 (ヒ…