今日(26日)のYahoo!ニュースを引用させていただきます。
[ドイツ教会、2000人超性虐待 46年以降、聖職者ら未成年に]
【ベルリン共同】ドイツのプロテスタント教会で1946年以降、少なくとも聖職者ら1259人が未成年者ら2225人を性的虐待していたことが分かった。ドイツ福音教会の要請で被害の実態を調査した研究者らが25日、報告書を発表した。特定した被害者数は「氷山の一角に過ぎない」としている。
多くの資料が既に破棄されるなどしており、入手できたデータなどを基にした推計ではプロテスタント教会全体で被害者は約9300人、加害者は約3500人に上る可能性があるという。
報告書によると、特定した被害者の大半が当時14歳未満で、約65%が男性、約35%が女性だった。加害者の約40%が聖職者で、残りの多くは教会で教育に携わるスタッフだった。ほとんどが男性だった。
ドイツでは2018年に、カトリック教会で1946~2014年に少なくとも1670人の聖職者が未成年者ら3677人を性的虐待していたことが調査で明らかになっている。
聖職者らによる未成年者らへの性的虐待は近年、世界各国で明らかになっている。
[引用終]
前日にYouTubeで「稚児灌頂 仏教史の暗闇(辻晶子『児灌頂の研究 犯と聖性』法蔵館より)|この仏教書がすごい!」を観たばかりだった。
動画概要欄に
日本社会を震撼させている故・ジャニー喜多川氏による少年たちへの性加害。その淵源でもある稚児(少年たち)を対象とした仏教僧たちの性愛、出家者が稚児を犯すことを正当化した「稚児灌頂」なる奇怪な儀式について、最新の研究書をもとに紹介します。
と説明されてる。
「同性愛者であり、100人近くの稚児と関係を持った」(ウィキペディア)東大寺の高僧宗性の話に驚く。
100年前の宗性が、ちょっと前のジャニー喜多川が、今日ニュースになった多くはまだ生きてる教会職員達が実行した、子供の心を殺害する大罪。
これらの、今も増え続ける多くの悪魔的事例によって、嫌でも認めざるをえないだろう。子供への性虐待は、人類が過去現在未来を問わず、国内国外も問わず、常に一定数の人間によってグローバルに実行される、暗澹たる普遍的欲求なのだと。
ウィキペディア 映画『スポットライト 世紀のスクープ』 ストーリーより引用させていただきます。
2001年、マサチューセッツ州ボストンの日刊紙『ボストン・グローブ』はマーティ・バロンを新編集長として迎える。バロンは同紙の少数精鋭取材チーム「スポットライト」のウォルター・ロビンソンと会いゲーガン神父の子供への性的虐待事件をチームで調査し記事にするよう持ちかける。チームは進行中の調査を中断し取材に取り掛かる。
当初、チームは何度も異動させられた一人の神父を追うが、次第にマサチューセッツ州でカトリック教会が性的虐待事件を隠蔽するパターンに気づく。虐待の被害者のネットワークに接触したのち、チームは13人の神父に調査対象を広げる。統計的には90人程度の神父が性的虐待を行っているはずだと言う指摘を受け、病休あるいは移動させられた神父を追跡して87人のリストを得る。カトリック信者の多いボストンで、チームは様々な障害・妨害にあう。
調査が佳境に差し掛かる頃、チームは9月11日を迎える。テロの後、チームの調査はしばし棚上げされる。枢機卿が虐待事件を知りながら無視したという公的な証拠の存在をつかみ、チームは活気づく。ロビンソンはカトリック教会の組織的な犯罪行為を徹底的に暴くために記事の公開を遅らせる。チームはより多くの証拠を公開するよう求めた裁判に勝ち、2002年にようやく記事を公開し始める。
記事公開の直前、ロビンソンは、1993年に性的虐待を行った20人の神父のリストを受け取りながら調査をしなかったことを告白する。だが、バロンはチームが今、犯罪を暴いたことを称賛する。翌日、チームは多くの犠牲者から告白の電話を受け始める。合衆国および世界中で聖職者による性的虐待のスキャンダルが明るみに出る。隠蔽行為を行った枢機卿は辞任するが、ローマの大教会に栄転する。
『スポットライト 世紀のスクープ』予告編
真実にじりじりと迫って諦めない記者たちの姿を丁寧に描く見事な脚本。