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ディレイルド 脱線【吹替版】
gyao!のストーリーを引用させていただきます。
豪華列車でイベントに参加した乗客たちが、地獄の果てに突き落とされる! 突然発生した殺人事件を発端に、暴走する列車は川へ転落。複数の人物が犠牲になるなか、一命を取り留めた者たちは脱出を試みるも、ここには川の奥底へ引きずり込もうとする未知なるクリーチャーが潜んでいた…! 生き残りの乗客たちはヤツの餌食になってしまうのか!? 歓喜と混乱の一夜、殺人事件が発生し列車が脱線! 飲み込まれた川底から凶暴なクリーチャーが出現! 絶体絶命パニック・ミステリー・スリラー!
この監督は(若手かベテランか知らないが)
見事な映画を撮るために必要な諸技術を
すでにじゅうぶん習得している。
才能もセンスもある。
そのうえで、
俺はとにかく映画を撮りたいんだ!
という監督の強烈な意欲がはっきり伝わってくる。
それを支える俳優陣の演技も立派で、申し分ないものだ。
しかし、ただそれだけの映画だ。
この映画を観る限り、
監督から観客に伝えたい
ビジョン
が、何もないのは明らかだ。
たくさんの映画を観続けていると、実に
このパターンの作品が一番多いことに気づく。
(もちろん、技術レベルでプロ基準に達してない
箸にも棒にもかからない大量の駄作は別にしてだが)
たとえば、同じSFアクション映画を撮っても、
ビジョンがあれば「マトリックス」になる。
ビジョンがなければ、せいぜい「X-MEN」だ。
世の中に、
この大違いがまるで分からない
おこちゃまが非常に多い。
(かれらはマトリックスのビジョンで
意識しない消化不良を起こし、毛嫌いする)
人間は変わるものだから、才能あふれる監督がこの先、
独自のビジョンを獲得して、大化けすることを期待する。
(My Favorite Songs)