哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

ディレイルド 脱線【吹替版】

 gyao!で無料視聴できます(10月15日(金)まで)

ディレイルド 脱線【吹替版】

 

 

gyao!のストーリーを引用させていただきます。

豪華列車でイベントに参加した乗客たちが、地獄の果てに突き落とされる! 突然発生した殺人事件を発端に、暴走する列車は川へ転落。複数の人物が犠牲になるなか、一命を取り留めた者たちは脱出を試みるも、ここには川の奥底へ引きずり込もうとする未知なるクリーチャーが潜んでいた…! 生き残りの乗客たちはヤツの餌食になってしまうのか!? 歓喜と混乱の一夜、殺人事件が発生し列車が脱線! 飲み込まれた川底から凶暴なクリーチャーが出現! 絶体絶命パニック・ミステリー・スリラー!

 

映画『ディレイルド 脱線』予告編 - YouTube

 

 

 

この監督は(若手かベテランか知らないが)

見事な映画を撮るために必要な諸技術を

すでにじゅうぶん習得している。

才能もセンスもある。

 

そのうえで、

 

俺はとにかく映画を撮りたいんだ!

 

という監督の強烈な意欲がはっきり伝わってくる。

それを支える俳優陣の演技も立派で、申し分ないものだ。

 

 

 

しかし、ただそれだけの映画だ。

 

この映画を観る限り、

監督から観客に伝えたい

 

ビジョン

 

が、何もないのは明らかだ。

 

 

たくさんの映画を観続けていると、実に

このパターンの作品が一番多いことに気づく。

(もちろん、技術レベルでプロ基準に達してない

箸にも棒にもかからない大量の駄作は別にしてだが)

 

たとえば、同じSFアクション映画を撮っても、

ビジョンがあれば「マトリックス」になる。

ビジョンがなければ、せいぜい「X-MEN」だ。

 

世の中に、

この大違いがまるで分からない

おこちゃまが非常に多い。

(かれらはマトリックスのビジョンで

意識しない消化不良を起こし、毛嫌いする)

 

 

 

人間は変わるものだから、才能あふれる監督がこの先、

独自のビジョンを獲得して、大化けすることを期待する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(My Favorite Songs)

弘田三枝子 - 渚のうわさ