哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

今日の三食 森 鴎外「山椒大夫」

 

朝食。

玉子チーズ玉ねぎ自家製チキンカツレタスの具沢山サンドイッチ。

 

 

 

雨ぽつぽつ降ってるが午後90%予報。本降りになる前に今日も近所のはま寿司で昼食。

山盛り貝のタルタル和えつつみ

鹿児島県産藁焼き鰹たたき軍艦


 

 

 

 

今日聴くmp3は鴎外の名作「山椒大夫 

ウィキペディア「山椒大夫」[あらすじ]を引用させて頂きます。
平安時代の末期、丹後の国守をしていた父・平正氏が筑紫に左遷され、母玉木、その子安寿と厨子王姉弟、女中姥竹の4人は母の故郷に向かう途中、人買いの山岡太夫に襲われて引き離される。女中は身を投げ、母は佐渡に売られ、姉弟は丹後の荘園領主山椒大夫の奴隷として売られ、姉は潮汲み、弟は芝刈りと過酷な労働で虐げられる。やがて安寿は厨子王に逃亡を勧め、自分は追っ手を食い止め、弟を逃がした後で彼女は入水自殺をしてしまう。厨子王は中山国分寺に隠れ、父の所業を悲しんで家出した大夫の息子である寺僧に匿われ、都に出て関白に直訴する。一度は捕らわれて投獄されたが、彼が正氏の嫡子であることが分かり、丹後の国守に命じられる。彼は着任すると直ちに人身売買を禁じ、右大臣の私領たる大夫の財産を没収する。そして国守の職を辞して佐渡に渡り、盲目となり足も不自由な母と涙の再会を果たした。

【朗読】森鴎外山椒大夫」【プロ声優】


www.youtube.com

 

 

人身売買は、この世の地獄性を際立たせる狂愚行だが、そうは言っても世界中に昔からある人類の普遍的悪の一つでもある。しかも今では臓器摘出目的などさらに増悪ぞうあく しながら止むことなく繰り返す事実上不治の業病だとおもえる。おれは強く倦厭けんえんする気持ちひとつが、他のすべての感情をすっかり覆ってしまって、もはや無いかのようだ。

 

ところが「山椒大夫」には(物語を聴いて、これほど悲しい気持ちになったのは初めてだ)と若やかに感じた自分が意外で新鮮だった。

これは鴎外の見事な構成と簡明直截な文体の力だとおもう。

 

 

帰宅してヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞山椒大夫」も観た。

大映4K映画祭/山椒大夫】特別映像


www.youtube.com

「HDリマスター&フルカラー版:山椒大夫 (1954) - 映画史に輝く傑作」


www.youtube.com

 

 

映画版「山椒大夫」も秀逸の出来だった。

 

 

 

 

 

夕食。

ソース焼きそば

と、自家製チキンカツ、タルタルソース

と、トマト3個。



 

 

 

(My Favorite Songs) 

Sunny (Trooko Remix)


www.youtube.com