哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

有終完美者

 

イメージ 1

 


 すべての生きとし生ける者は、さあいよいよ死ぬというその時、例外なく極めて悲惨な有様になる。人間ならまた一層。

だれ一人、有終完美者にはなれない。

国王、大臣、権力者、億万長者、有名人、美人、スーパースター、学者、芸術家、武道家、苦行者、霊能者、宗教家、超能力者、いずれもいずれも、有終完美だけは決して叶わない。

彼らの正体は、結局我々と同じ凡夫にすぎないことが、これで分かる。

有終完美を、確かに達成した最初の人間は、釈尊だ。

その後、勝れた人間はあまた出たものの、釈尊ほど十全の有終完美は顕わせてない、とおもう。


※釈迦涅槃図(岐阜・少林寺蔵)は「WEB版 絵解き涅槃図」http://www.rinnou.net/nehanzu/index.htmlより。


 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(おまけ)

キャット・スティーブンス
「雨にぬれた朝」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(過去記事統合増補編集再録)