哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

メモ(人気のある妄説の根本原因)


釈尊は、悟っていない人の世界を中心に法を説いた。
(無常・苦・無我・不浄)

大乗仏教は「悟った人」の世界を中心に法を説いた。
(常・楽・我・浄)
しかし釈尊はそうしなかった。
釈尊がそうしなかった場合、必ずそうしてはいけない理由がある。


このままでいい、とか、すでに救われているとかいう世迷言が密かに人気を博す現代の病根は、この辺りから発生したとおもう。


[111205追記]
この「彼岸志向→此岸志向」という同じパターンが欧米でも見られる。おそらくイスラム世界でも時間差で現れる。
これは人類凡夫共通の籠絡反応だとおもう。
自己止揚を迫る聖者のキツイ教えを、現状賛美のノンキな幻想にすりかえる。

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Gyao映画を観る

『福耳』
面白かった。才人 宮藤官九郎の初主演映画。