哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

「火垂るの墓」の原作者・野坂昭如

 
野坂昭如の自伝的小説の実写版「火垂るの墓」が今

GYAO!で無料視聴できます。3月31日(金)まで

  

 火垂るの墓

GYAO!情報より引用させていただきます。

あの不朽の名作が実写映画化! ふたたび日本中が涙する――
1945年神戸。戦火のなか、孤児となった幼い兄妹は精いっぱい生きようとした──。

1945年6月神戸全域を襲った空襲で病身の母を亡くし、父は出征したまま連絡が途絶え、清太は妹・節子とともに西宮の遠い親戚宅で世話になることになった。だが、おばさんの冷たい仕打ちに耐えられず、清太は節子を連れ、その家を出て防空壕の中で二人だけの生活を始める。日に日に悪化する戦況とともに、やせ細っていく節子。清太は、時折母の優しさ、父の厳しさ、つい数か月前までの平和な生活を思い出しながら、妹を励まし、懸命に生きていこうとする。そして、日本は終戦の日を迎えた。ホタルのように短く儚い兄妹の命は……。

映画 「火垂るの墓」 予告編 - YouTube

www.youtube.com

 

 
あまりにも有名なアニメ版「火垂るの墓」を受けての実写版。物語の説明は不要だろう。
 
原作者・野坂昭如は面白く、しかも胆力ある人だった。2015年12月9日、85歳没。

強欲愚劣な戦争に殺された大勢の悲しみを
一身に体現した希少な日本人
 
が、また一人立ち去った。
もう何人も残っていない。
 
日本人は、大東亜戦争の大悲惨を学んだあとも、個々人の私欲を、滅私奉公などの欺瞞的言辞で隠し、責任を回避しながら実現しようとする旧来の醜い悪癖1ミリも改めていない。改めたのは言葉だけ。
 
この事実は、福島原発事故以降の、またここ数年続いたコロナ禍の、盛りだくさんの醜聞によって、くりかえしくりかえし証明され続けてるとおもう。
 
 

♪ひどい世の中じゃ~ 怖い世の中じゃ~
「生キ残レ 少年少女」
 
 
 
  
「マリリンモンロー ノーリターン」は名曲で、おまけにこれは下手上手ヘタウマの名歌唱で、
もちろん下手上手ヘタウマ上手上手ウマウマよりランクが上だ(独断)
野坂昭如は天才小説家であるだけでなく、見事天才下手上手ヘタウマ歌手にもなった。

他にも持ち歌に
♪男と女の間には~深くて暗い河がある~とかヒット曲、名曲あるが「黒の舟歌」は正統派歌手長谷川きよしのカヴァーに、ちょっとだけだが、負けた感がある。
その点この「マリリンモンロー ノーリターン」は、いまだ誰の追随も許していない。
 
 
 
 
(過去記事増補編集再録)