「涙くんさよなら」
子供のころよく聞いていたので懐かしい。
ある意味あほみたいな歌詞で、ある意味深い。
ある意味あほみたいな歌詞で、ある意味深い。
Johnny Tillotson - Goodbye Mr Tears - Kyu Sakamoto - Namida-Kun Sayonara)
「花と小父さん」(歌:伊東きよ子)
当時子供だったおれは、古い俗謡にハマクラが歌詞をつけたこの「有難や節」を聞いて、非常に深い衝撃を感じた。
そして自分がそんな反応をした理由がさっぱりわからなかった。
今ならわかる気がする。
この歌詞が、すべての日本人の(したがっておれ自身の)心の奥に秘めた民族的死生観(業の肯定)を白日の下に晒したと直感し、しかしおれはそれを許容できなかったのでショックを受けたのだと。
この歌詞中に一瞬「それを止めたきゃ字(地)を変えろ」と出てくるから、ハマクラは業の肯定にもろ手を挙げて賛同したのではないともいえる。しかし当時のおれは「有難や有難や」の連呼しか聞こえなかった。
そして自分がそんな反応をした理由がさっぱりわからなかった。
今ならわかる気がする。
この歌詞が、すべての日本人の(したがっておれ自身の)心の奥に秘めた民族的死生観(業の肯定)を白日の下に晒したと直感し、しかしおれはそれを許容できなかったのでショックを受けたのだと。
この歌詞中に一瞬「それを止めたきゃ字(地)を変えろ」と出てくるから、ハマクラは業の肯定にもろ手を挙げて賛同したのではないともいえる。しかし当時のおれは「有難や有難や」の連呼しか聞こえなかった。