スカート内をスマホで盗撮した疑いで、39歳の海上保安官の男が逮捕・送検された。警察の調べに対し、本人は容疑を認めている。
過去記事で、
これとまるで同じ事件が
何度も繰り返される
根本原因が、
だと書いたことがあったからだ。
その2017-01-31の記事
「俺、俺のもの妄想の成れの果て」
を以下に編集再録します。
今テレビニュースで言っている。
スマートフォンでスカートの中を盗撮した巡査部長(36)が逮捕されたと。
またかよ!
なぜそんなにスカートの中を撮りたがる?
ほんとに全く理解できない。
いや、見たがる気持ちはわかるよ。
でも、そんなもん見たけりゃ、ネットですきなだけ厭きるまで見ればいいだけだろ。
…おそらく俺妄想、俺のもの妄想が狂的に悪化した成れの果てなんだろうなと想像する。「俺は、俺の」のせいで、
人間はどれほど悲惨なめに
あってるか。
「俺は、俺の」のせいで、
みな避けようもなく
非業の死をとげている。
だから、
「俺は」「俺の」と執着する者には1μ(ミクロン)の智慧もない。
「俺は、俺の」障壁
ターン・プッタタート(アーナーパーナサティの完全技法と自然法)より
…智慧とは、何も「自分」「自分のもの」と強く捉えない、もっと強い言い方をすれば「俺は」「俺の」と執着しないということです。
これはパーリ語で繰り返し語られた仏教の核心である項目です。何ものも、自分、自分のものと執着しない。ブッダは、この短い言葉は、八万四千項目あると言われる教えのすべてを包含している仏教の核心だと繰り返しています。八万四千項目すべてはこの短い「何ものにも、私、私のもの、と執着しない」という一語に集約されてしまうのです。
教えのすべてを一つにまとめたらどのようになりますかと、質問する人があったとき、ブッダはそう答え、更にこれを聞いただけですべての項目を聞いたのと同じ、この項目を実践するならすべての項目を実践したのと同じ、この項目の結果はすべての項目の結果と同じと付け加えました。
どんなことも愚かさほど熱くはありませんが、人は知りません。…昔式の医学で「内熱」と言います。普通の人は熱く感じません。触っても熱くありませんが、その方面の知識があれば非常に熱いということが分かります。内部が熱くて、体は熱くないのに死にます。…痴、無明は内部の深いところで熱くなっています。それは欲情の燃料であり、いつまでも怒りを作り出します。…濡れて冷たい火に注意してください。炎を上げて燃える火よりも熱いです。「俺、俺のもの」は深奥部にある濡れた火、内熱です。
[以上引用終]
他のなにより、
この「俺は、俺の」障壁を
崩壊させないと
一歩も前に進めない。
壁の壊し方は
ブッダに
訊いてくれ。
ただし、 壁の壊し方でインチキして、半端にやるとたちまち最悪になるので要注意。 責任を回避しながら私欲を満たす、さもしい手段として滅私奉公等の無我風言辞を用いる。 中途半端に自分を捨てる人間は、ガリガリの利己主義者より、はるかに社会に害をなす。