今、NHKスペシャル キラーストレス 第2回「ストレスから脳を守れ」で「マインドフルネス」を紹介している。
「最新科学によってその効果が裏付けられた誰にでもできる画期的なストレス対策を、世界の最前線から報告する」といって、何千年も前にブッダが実践し悟った「今ここ」に気づく瞑想法のごく一部を、不十分に教えている。
番組を見ていて、とりあえず気になったことだけメモ。
瞑想は無常を体得するための実践だ。
それを言っていない。気づいていないからだ。これでは、ちっぽけな一時しのぎの効果しか出ない。
メソッド(方法)が混ざる危険に注意が不十分だ。
これでは、すこし先に進めばすぐ混乱してしまい逆効果になる。
マインドフルネスを本当に成功させる必須の前提、苦聖諦の理解が抜け落ちている。
これでは、実践の継続は始めから不可能だ。「今ここ」に気づき続ける実践に絶対必要な特別な活力は、苦聖諦を学ぶことでしか得ることができないからだ。
以上。
https://philosophy.blogmura.com/buddhism/ ←(哲学・思想ブログ)仏教人気ランキング