9月23日の記事「マインドフルネス」で、昔見たNHKスペシャル キラーストレス 第2回「ストレスから脳を守れ」の感想を書いた。
このNHKスペシャルと前後してガッテンでも関連番組をやっていた。
瞑想は疲れた海馬を休ませて、ストレスやボケを改善し健康に役立つ。という小さい話で終始した。
ブッダの瞑想を成就させる必須の前提となる、苦聖諦には1ミリも触れなかった。
日常人は死んでもなんとなくまだあとがある気分でいるから、苦聖諦抜きで瞑想すると三日坊主にもなれずに終わるだろう。それどころか大半は3分の集中さえ困難だろう。
しかし、入口としてはこれもありなのかとおもう。
ブッダの瞑想法が、
雰囲気だけの一過性ブームで終わるに違いなくても、たとえ名前だけでも、たとえ一度だけでも多くの耳に届くのは、この上なく善い事だ。
1回でも聞いておけば、その人はいつかは実践し、いつかは成就する可能性をもつからだ。
100億円の宝くじに当選して100歳まで長生きするよりも、この教えを1回聴くほうが得だ、とおれはおもう。
(過去記事増補編集再録)