哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

メソッドを雑ぜないことと不退転の決意が大事

アーナパーナ・サティと七覚支 パオ・セヤドーより引用
 瞑想をやっていくと一番大事なことは、メソッド(方法)をゴチャゴチャにしないということです。今やっているのはアナパナなので、それは何なのかということを明確に知っておくべきです。四つの要素の瞑想(四界分別観)とアナパナをミックスするのは危険なのでやらないで下さい。

アナパナと言うのは、ただ呼吸(ブレス)を見ることです。それだけで十分です。…
…呼吸をただ呼吸として見ていけば良いだけで、「呼吸とは何なのか」と分析していく必要は一切無いし、やってはいけません。呼吸にだけ集中することはなかなか難しいので、呼吸を数えていく数息観が勧められます。

 数秒間、数分間と呼吸に集中できるようになってきたら、これを長くして、5分間、10分間集中できるようにして下さい。そのとき大事なのは、決意です。「これをやっている間は、自分は心をどっかへ行かせないぞ」という決意が大事になってきます

 決意をどうやってやればいいか。とにかく坐禅のかたちを整えて、「今日はとにかく20分間自分の集中が続きますように」と決意します。それから30分間、次の日は40分間と、だんだんと長く自分の集中が続きますようにと、そういう決意をしてアナパナを続けてください。するとだんだんと1時間息に集中することができるようになってくる。それだけできるようになればもはや数を数える必要は無いので、止めてもかまいません。
引用終

大事なのは、決意です。
何度も書いてることで繰り返しになりますが、苦諦の理解だけが不退転の決意を可能にします。これがないと1.2回挫折しただけですぐ逃げを打つ、横道・脇道・隠場があるとおもって。
人類の99%はそういう人間です、昔も今も(たぶん)これからも。
ほとんどの人間は苦諦を知りもしないのに本能で毛嫌いするから、いくら頭がよくても気づけない、誰もが例外なく、逃げ隠れ一切できない場所にすでに立ってる事に。