哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

ガッテン!「ボケない!脳が若返る“めい想パワー”SP」

 8月24日の記事「マインドフルネス」で、NHKスペシャル キラーストレス 第2回「ストレスから脳を守れ」の感想を書いた。

 このNHKスペシャルと前後してガッテンでも関連番組をやっていた。

 瞑想は疲れた海馬を休ませて、ストレスやボケを改善し健康に役立つ。という小さい話で終始した。

ブッダの瞑想を成就させる必須の前提となる、苦聖諦には1ミリも触れなかった。


日常人は死んでもなんとなくまだあとがある気分でいるから、苦聖諦の前提抜きで瞑想すると三日坊主にもなれずに終わるだろう。それどころか大半は3分の集中さえ難しいだろう。

 ⇒「自分の呼吸に気づく」こんな簡単なはずのことができない原因は何か


 しかし、入口としてはこれもありなのかとおもう。

 ブッダの瞑想法が、
雰囲気だけの一過性ブームで終わるに違いなくても、たとえ名前だけでも、たとえ一度だけでも多くの耳に届くのは、この上なく善い事だ。

1回でも聞いておけば、その人はいつかは実践し、いつかは成就する可能性をもつからだ。

100億円の宝くじに当選して100歳まで長生きするよりも、この教えを1回聴くほうが得だ、とおれはおもう。




(過去記事増補編集再録)