2014-06-06 ブッダの遺言「怠るな」の意味 根本仏教 #宗教 ブッダの遺言は 怠ることなく精進せよ(不放逸) だった。 ブッダは常々「不放逸は不死の境地である。放逸の人は死人に等しい」とさえ説いた。 ブッダの「怠るな」が、とにかく何でもまじめに精一杯がんばれ、といったあやふやな指示ではないとわかるだろう。何事もさぼらず真剣にやるという普通のことが、不死の境地とはいえないからだ。 ブッダ入滅に立ち会った当時の弟子たちは皆、それをはっきり知っていたはずだ。 ブッダの遺言「怠るな」は、 サティを怠るな という意味だ。 「今ここ(瞬間の現在)」に気づき続けよ という端的な指示だ。 「不放逸」についてスマナサーラ長老の明解な説法があります。…ブッダ独自の用語「不放逸」は、日々の仕事を一生懸命やる事ではない。不断のサティのことだと。→マーヤーデーヴィー精舎関西定例瞑想会「Q不放逸ということば」 (左のリンクをクリック。15分ほどの説法が聴けます) 釈迦涅槃図(岐阜・少林寺蔵)は「WEB版 絵解き涅槃図」より にほんブログ村 哲学・思想ブログ 仏教へ(文字をクリック)