哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

ルーパーとクラウド・アトラス

映画『ルーパー』
これも『クラウド・アトラス』と同じ主題を描いたSFだとおもう。

クラウド・アトラス』は、人間の集合体としての人類が過去現在未来、同じひとつの曲を多少の変奏を加えながら演奏し続けるという話だった。
『ルーパー』のようにタイムループを仮定すると、その同じ曲が個人の上にも繰り返される。

自分自身が変わらなければ、人類全体のレベルでも個人のレベルでも、結局同じ愚行を滅尽するまで切りなく繰り返す。

ルーパーの主人公は最後に自殺して悪夢を断ち切るが、問題解決には程遠い。