哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

奇妙な椅子取りゲーム

オスカー・ワイルドの言葉(私訳)


Most people are other people. Their thoughts are someone else’s opinions, their lives a mimicry, their passions a quotation.

 ほとんどの人は他の人です。 彼らの考えは他の誰かの意見であり、彼らの生活は模倣であり、情熱は引用です。




 自分の考えも感情も既製品で代用して効率を上げ、周りに楽に適応したつもりになってるが、
実際には、
かえって効率を下げ、感情思考生活の質を著しく落してる。
その不誠実が常に自分を傷つけている。



だから


Be yourself; everyone else is already taken.

自分自身でいなさい、

他人の席はとっくに埋まってるから。



 人間社会は、常に椅子が人数分ある奇妙な椅子取りゲームだ。
ほとんどの人が他の一つの椅子をみんなで奪い合って互いに傷つけあう;初めから空いてる自分の椅子にだけは座ろうとしないで。

それで、いじめも戦争もなくならない。







 オスカー・ワイルドでさえ悲観主義だけでは生きていけないので、希望らしきことをたまに言う。


We are all in the gutter, but some of us are looking at the stars.

私達はすべてドブの中にいるが、

何人かが星を見ている。