番組ページより
映画「セブン」日本版劇場予告
ブラッド・ピット主演 × デビッド・フィンチャー監督 モダン・サイコスリラーの傑作。 2人の刑事(ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン)が追うのは、怜悧な頭脳を持つしたたかな連続殺人鬼。男は七つの大罪のいずれかに該当する者を狙い、おぞましい殺人を繰り返していた。苦痛と絶望が蔓延した、雨のそぼ降る陰鬱な街を舞台に展開される傑作スリラーに、グウィネス・パルトロウも共演。恐怖の本質を知り抜いたデビッド・フィンチャー(『ファイト・クラブ』、『ゾディアック』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)が放つ、肉体と精神と魂のアクション。そして最後には観る者の心を食い破る、驚愕のクライマックスが待つ。
映画「セブン」日本版劇場予告
おれの記憶では、犯人が撃ち殺されて画面がズーム・アウト…で、この映画が終わるはずだった。 ところがその後に、非常に重いセリフがあった。 おれは今日まで、それを完全に忘れていたことがわかった。
そのセリフ
つまり事態はより厳しくて
この世界は最悪だ
だから戦うしかない
または
この世界は最悪だ
だから戦う価値がない
の2択だが、前者を選べと云っている。
ということ。
だから戦うしかない
または
この世界は最悪だ
だから戦う価値がない
の2択だが、前者を選べと云っている。
当時、この厳しい結論を嫌ったおれの対応は、自分の記憶を消去することだったのだろう。
人間の無意識はこんなたわいも無い忌避策を慣用している(そのせいで次第に自分で自分を袋小路に追い込むのだが)
…自殺したヘミングウェイも、せめてこの世界はすばらしいと想っていたかったのだろうか。
人間の無意識はこんなたわいも無い忌避策を慣用している(そのせいで次第に自分で自分を袋小路に追い込むのだが)
…自殺したヘミングウェイも、せめてこの世界はすばらしいと想っていたかったのだろうか。