昔レンタルDVDで観た名作
「ツレがうつになりまして。」が今
↓GYAO!で無料視聴できます。8月16日(火)まで↓
ツレがうつになりまして。
GYAO!タイトル情報より引用させていただきます。
健やかなる時も、病める時も、キミと一緒にいたい。マイペースな妻のハルさんと超マジメな夫ツレに人生の危機ッ?
うちの家族は、私とツレとイグアナのイグのちょっと変わった家族だ。ツレは仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作っちゃうスーパーサラリーマンだった……。おまけに性格は超ポジティブ……。そんなツレがある朝、真顔で死にたいとつぶやいた! 何があったのツレ? 一体どうしちゃったのツレ?
映画 ツレがうつになりまして。 mad「今日になるから」 熊木杏里 - YouTube
久しぶりに観なおした。
おれはうつ病の診断を受けたことはないが、映画の話が自分に関係ないとは、もちろんおもえない。
これはうつ病に限ったことではないと、映画を少し離れておもった。
過去記事で、自分のことを、こんな風に書いたことがある。
おれは生まれついての馬鹿者で、あらゆる誘惑に簡単に翻弄されてしまう。
おれはなにをやっても中途半端で止めてしまう。意志の弱いヘタレ野郎で、すごく気が小さい。
なのに、欲深だ。
今まで犯罪は犯さずに済んできたが、それはほんとに運がよかっただけだ。
やることなすこと最低の卑劣漢で、誠実さも勇気もかけらもない臆病者だ。
以前読んだ本
「坊主失格」小池龍之介
の前書きに、こう書いてあった。
小さい頃は担任教師から「ろくでなし」の烙印を押され、十代は太宰治にかぶれて、道化を演じながら腹の中では周囲の人間を嘲笑する屈折した思春期を送り、大学時代は理論武装して相手をやり込めては喜ぶイヤな奴。結婚すれば相手をいじめ、しまいには暴力までふるうようになり、道ですれ違った人に無意味で馬鹿げた言葉を投げかけ、その反応を見て喜ぶハタ迷惑でおかしな人間━できればお付き合いをご遠慮願いたい人間。それが私でした。
(引用終)
ダメな自分を、ストレートに告白できる社会が良いなとおもうのだ。
ダメな自分を隠して
「立派な」公的タテマエ
に服従しないと
暮らせない社会
に平安はない。
社会から平和が消滅する一番明白な徴は、個人がダメな自分を正直に表現して、それを周りの大多数の人々が、自分のことは棚に上げて、公的タテマエで非難しだすことだ。
かっての、戦争前夜の日本社会を想像すれば容易にわかる。
(My Favorite Songs)
Gilbert O'Sullivan - Alone Again (Naturally) - 1972 - YouTube
(過去記事増補編集再録)