「人生の目的」(五木寛之/幻冬舎)を読んで、自分勝手な感想を書く。
世界の中で一番面倒くさいことは何か。
みずから考えること。
世の中で一番嫌なことは何か。
自分が死ぬこと。
ところが、一番嫌なことを少しでもましなものに変えたい一心から、一番面倒くさいことをせざるを得なくなる──それが人生だ。
著者が何十年もみずから考えることをし続けて知り得たことは
人生の目的の第一歩は、生きること、である。何のために、という答えは、あとからついてくる…
(「人生の目的」 五木寛之)
多くの人たちは「何十年も考えて、たったそれだけか」と笑う。
その心は、
「人生の目的は、生きることである」=「人が生きる意味は、生きることである」
…なんだトートロジーじゃないか、なにも言ってないに等しいじゃないか、と。
これは
みずから考えることをしていない人の特徴的反応
である。
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(過去記事増補編集再録)