哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

「寄生獣」と「完結編」

寄生獣 完結編」



「寄生獣 完結編」予告

パラサイト田宮良子の台詞
「私たちが認識しなければならないことは…人間は何十 何百 何万 何十万と集まって一つの生き物だということ。人間は自分の頭以外に、もう一つの巨大な脳を持っている」について。

 人間を覆っている妄想の繭は二重になっている。
「個別化の迷妄」という繭を脱いでも、その上に「生きんとする盲目の意志」という強固な繭が人間を覆っている。
この繭を脱がなければ、自我は「大我」というタチの悪い自我になってグループボケするだけで、事態はいっそう悪化する。









寄生獣


「寄生獣」おさらいダイジェストPV

 この物語の底に流れる哲学は、カルト映画「ミートボールマシン」と共通してるとおもう。

 利己的遺伝子の乗り物にされてる人間の視えにくい悲惨を、現代人が興味を持ちやすいSFアナロジーで可視化している。

とはいっても大部分の人にはそれでも視えないだろうが、なにかは感じてるのだとおもう。だからこそ、原作漫画が1300万部売れこの映画も大ヒットしたとおもう。

この作品、寄生されてるのは今の自分だと自覚して観れば、意外と身になるんだがな~わかるかな~わかんねえだろ~な~


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(過去記事増補編集再録)