哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

年寄りの過剰な食欲の正体


カーネーション」が面白くて1回目から欠かさず観ている。
もうすぐ終わりだとおもうと、ちょっと寂しい。

今日は146回目。
平成17年、90歳超えた糸子が「注文した鰻はまだか」「ヘレカツが食べたい」と言い周囲は苦笑する、という場面が描かれていた。
老いていよいよ意気盛んというわけだ。
大多数の人々は好意的に微笑ましく見るだろう。


おれも年寄りになった今の方が、若い時よりよほど食欲が強くなっている。食い物に対する執着心も増している。おれにはこれが不可解なのだ。

よくよく考えてみると、これは迫りくる死への恐怖心に身体が反応しているのだとおもう。
「死ぬのが怖い」という年寄りの強い気持ちが食欲に化けて出ているにすぎない。

不愉快な話だが、たぶんこれが事実だとおもう。