『ただ
本は真如、末は神通の意味で修行を指す。
根本をしっかりと捉えて、末節に走るなということです。…
つまり本当の事さえすれば、それを人が知るとか知らんとか、功徳がどうの、神通がどうの、そんなことは問題ではないのです。
…しかるに、この本を捨てて末を追うものだから、何時までたってもこれにいき着かない。
ただ末末と末ばかり追うて、それでとうとう日が暮れてしまう。…
『ただ本を得て末を愁うることなかれ』と工夫することが最も大切なことであります。
(澤木興道[禅談]「ただ本を得よ」より)
※『ただ本を得て末を愁うることなかれ』は証道歌の一節
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