哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

法然と明恵


今、NHK教育法然を語る(9)法然明恵」を観ている。
たいへん興味深い。
法然、お前は畜生同然だ」
「近代の法滅の張本人はお前だ」
明恵は口を極めて罵倒する。
その法然明恵に劣らぬ持戒の聖僧だった。法然においてはそれが自然(じねん)だった。
いっぽう明恵は事実上日本ではほとんど唯一の上座部仏教徒だった、とおれはおもう。
しかし明恵は夢でセックスしてそれを悟りの因縁とした。密教の影響か?
悟りとエロティシズムの関係。
聴いてるとほんとにわくわくする。
法然も本物、明恵も本物、それは疑いない事実だ。
どちらかを否定したら、
そこに真理はない。

両者をAufhebenできたところに初めて釈尊の真実の教えが明らかになる。
それは、現代人にとって、そんなに解きがたい難問じゃない気もちょっとするのだが。


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