迷信
人は(私は)死んでも生きてるんだと。
何千年も昔から世界中で、なんど世代が入れ替わっても、人々はこの迷信を信じて止まない。
日本人も「死んだ人は、あなたの近くにいる」と、千年も前から言い続けている。
しかし、
何千年続こうと、間違いは間違いだ。
その道は、往年の欺瞞の国にくりかえし行き着くだけだ。
「われらは、ここにあって死ぬはずのものである」と覚悟しよう。
――このことわりを他の人々は知っていない。
(ブッダの真理のことば第1章6より 中村 元訳)
(追記 080127)
「人間は死ぬ」という事実をありのままに認める人はめったにいない。
非常に多くの人は、ありのままの事実より、嘘の話に感動するほうを選ぶ。
その根底には恐れがある。
これは、人間と世界を理解するための、決定的な最重要ポイントである。
過去記事「あたりまえのこと」から再録。
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