哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

おのれの愛しいことを知る者


 人の思いは何処(いずこ)にも行くことができる。
されど、何処に行こうとも、
人は(おのれ)よりも(いと)しきものを見出すことを得ない。
それと同じように、
すべて他の人々にとっても自己はこのうえもなく愛しい。
されば、
おのれの愛しいことを知る者は、
他のものを害してはならぬ。

釈尊 サンユッタ・ニカーヤ3・8増谷文雄訳)


「人は己よりも愛しきものを見出すことを得ない」のは、明々白々の事実である。

事実を事実として、ごまかさずにはっきり認める人は意外に少ない。

曖昧にごまかすから、
「おのれの愛しいことを知る者は、他のものを害してはならぬ」
という結論の、動かしがたい必然性が分からなくなる。


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DVDを観る
「ブロークバックマウンテン」下佳作。

映画の内容は、たんなる色恋のすったもんだ。

男と女の関係を、男と男に替えてあるだけだ。

それが、そんなに評価されることなのか。