哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

臨済録


語録の王といわれる臨済録

特に有名な部分をあえてとりあげます。

「逢佛殺佛 逢祖殺祖
 逢羅漢殺羅漢 逢父母殺父母
 逢親眷殺親眷 始得解脱」

「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、

羅漢に逢うては羅漢を殺し、父母に逢うては父母を殺し、

親眷に逢うては親眷を殺して、初めて解脱を得ん」





「自分を徹底的に信じよ」と教えているんです。

ほとんどそれしか書いてないと、おれは思う。

自分を深く信じるためには、
自分に対して一切ごまかしがあってはいけない。

自分の心は自分ではない。

自分の心にごまかされないように、
よく注意することが大事です。



「憎む人が憎む人にたいして、怨む人が怨む人にたいして、どのようなことをしようとも、(よこしま)なことをめざしている自分の心が自分に対して自分でなすほどには、それほどひどいことをしない。」
ブッダの感興のことば31・9中村 元訳)

「人は死んでも、自分だけは死なない」
と邪な心は盲目的に渇望し、自分を根底からごまかしている。

この状態で、自分を信じることは不可能です。




「母も父もその他の親族も、正しく向けられた心が自分のためにしてくれるほどの益をしてはくれない。」
ブッダの感興のことば31・10)






DVDを観る
ボーン・アイデンティティー」上佳作。
アクション映画としては地味めなのに、
なぜか妙に魅力的。監督がいいんだろう。

バーチュオシティ」下佳作