哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

行為の結果は必ず出るが、いつ出るか分かるはブッダだけ

 

佐々木閑 仏教講義 8「阿含経の教え 4,その83」(「仏教哲学の世界観」第11シリーズ) - YouTube

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大間違いです、このお経の言ってることは

 

 

おれは道元禅師語録などを通して早い時期から三時業の教えを知っていた。それなのに、前半のお経の主張が三時業と明らかに矛盾することに、佐々木先生の上記の講義を聴くまで全く気づけなかった。

有名な盲亀浮木もうきふぼくの喩えが大好き過ぎて、お経全体を無批判に受け入れてたことを、この歳になって反省した。

 

三時業 - つらつら日暮らしWiki〈禅・仏教関連用語集〉

より引用させていただきます。

【定義】

①原因としての善悪の業(行い)によって報われる結果を、報われる時世での遅速にしたがって3種類に分類したもの。現世で報いを受ける業を「順現法受業」。次世で報いを受ける業を「順次生受業」。第三世以降で報いを受ける業を「順後次受業」とする。簡単に、「順現報・順次報・順後報」という「三報」ともする。また、このような時期が定まらない不定業も合わせて4種類とする。この詳細は『倶舎論』巻15「分別業品第四之三」にて説かれている。