自ら昧くして他を照らすことなし
(興教大師 一心自覚頌)
先ず自分を正しくととのえ、次いで他人を教えよ。
そうすれば賢明な人は、煩わされて悩むことが無いであろう。
(ブッダの真理の言葉12・158中村 元訳 強調は私です)
他人に教えるとおりに、自分でも行なえーー。自分をよくととのえた人こそ、他人をととのえるであろう。
自己は実に制し難い。
(同12・159)
このまま先人の引用だけで終えるのも、なんなので。
関連過去記事。
現代の真の問題は、
世界の不幸な人々を救いたいと、あさってのことを言う人はいっぱいいるのに、
ほんとうに自分一個の救いに 精一杯の人がどこにもいないことだ、とおれはおもっています。
他人の縛めを解きたい人は、まず自分の縛めを解きなさい、この順番はかえられません。
私の個人的考えに過ぎませんが、人生は意味も目的もないと思っています。
そうなると(途中ははしょる)、
釈尊の教えにしたがって修行する以外にとるべき道はいっさい残されていないと、やがて気づきます。
だから、この道を進むことが人生の唯一の目的だと言えば言えると思います。
この人生の唯一の目的である「釈尊の教えにしたがって修行する」が、もう何度も何度も記事にしてきた
「今ここに気づき続ける」
です。
(過去記事統合編集再録)