哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

精神の自由の行使

生きとし生ける無数の存在の中で人間だけに与えられたかけがえのない宝。
精神の自由の行使という宝を持ち腐れにして、大多数の人間ははかなく死んでいく。
古くなった車を買い換えるように、遺伝子に乗り捨てられて。
彼らの親もそうされた。彼らの子供もまた…。

 聖書にひとつのたとえがある。

 神が、使用人に神の金を、それぞれの力に応じて預け、旅にでる。
最も少ない金を預かった臆病な使用人は、金の運用に失敗して神に咎められるよりはと考えて、神が帰ってくるまで土の中に金を隠しておく。
神が帰ってきたとき、その使用人のやりかたは神の怒りを買い、きびしい罰を受ける。
というたとえだ。(マタイによる福音書25,14~29)


この、神の金とは何か。


人間以外の生き物には与えられていない精神の自由のことだ。
遺伝子のプログラムからさえ自由になれる人間の精神のことだ。


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