ショーペンハウアー
ショーペンハウアーは、1番目の平均人については苛烈な口ぶりになる。 しかし、それだけ取りあげて人類全体に対するショーペンハウアーの人間観だとするのは、誤解である。 彼の人間観の真髄は、3番目の聖者にある。 人間は当然聖者になるべきだ とショー…
ショーペンハウアーは、しだいに高くなる三つの人間精神について語っていると思う。 キーワードは「生きんとする意志」だ。(以下は、おれのかってな解釈) 1 平均人(自然的人間) 生きんとする意志の肯定が動物同様に自然のままの段階。 (スタート地点は…
今日は、大好きな哲学者ショーペンハウアーについて書いてみる。ちょっと長くなるかも。 「国家というものは、理性を具備したエゴイズムがエゴイズムそのものに降りかかってくるそれ自身の悪い諸結果を回避しようとするための手段」である。(「意志と表象と…