哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

映画『ハッピーボイス・キラー』


 軽いハートウォーミング映画だなとおもって見てたら、
27分辺りで、
車が鹿に衝突してから物語が激変する。
おれは呪怨とかゾンビ物とかはまったく怖くないが、
こういう物語は怖い。
これは特異な精神異常者の話ではないと感じるからだ。

自分の貪瞋痴と自分自身を区別する術を知らず

貪瞋痴にすっかり摂りこまれた

普通の人間が何をやらかしうるか
を描いているとおもうからだ。
昔読んだ小説で、平穏な日常描写の中で、
脈絡なく突如男が斧で妻の腕を切りおとす
シュールな短編があったが、
それをおもいだした。