アルボムッレ・ スマナサーラ長老「勝利の経」pdf 75頁より引用します。
「死なないのだ」という前提で、この世界ができている。それはまっかな嘘です。嘘を事実だとすることで、何一つもよいことが起こらないのです。起きたこともないのです。ですから、人は心を清らかにしたければ、幸福になりたければ、心の安楽、安全、安心を確保したければ、苦しみを乗り越えたければ、解脱に達したければ、「確実に死ぬんだ」という事実を観察しなくてはいけない。悩みに悩んで生きている今の生き方と、まったく違う安らかな生き方が、たちまち見えてくるはずです。
[引用終]
「自分」は、死を、超えられない!
この気づき一つだけで、解き難い人生の秘密が瞬時に解ける。
(自分は、ではなく「自分」は、です。ここ大事)
だけど、ほとんど誰もこの事実に気づこうとしない。
皆、自分が死ぬくらい知ってるつもりになることで自分を欺いてるからだ。
それで、上の端的明瞭な短い文章の意味もさっぱり分からない。
「死なないのだ」という前提で、この世界ができている。
死んだら、あの世というそう悪くない世界があって、そこに引越して、先に往ったみんなと一緒に、いわば人生パート2が始まるものと、のんびり幻想して一日一日をぼんやり送っている。
さあいよいよ死ぬというその瞬間まで……
(自分は、ではなく「自分」は、です。ここ大事)
だけど、ほとんど誰もこの事実に気づこうとしない。
皆、自分が死ぬくらい知ってるつもりになることで自分を欺いてるからだ。
それで、上の端的明瞭な短い文章の意味もさっぱり分からない。
「死なないのだ」という前提で、この世界ができている。
死んだら、あの世というそう悪くない世界があって、そこに引越して、先に往ったみんなと一緒に、いわば人生パート2が始まるものと、のんびり幻想して一日一日をぼんやり送っている。
さあいよいよ死ぬというその瞬間まで……
(過去記事増補編集再録)