哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

邦画「戦国野郎」

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邦画「戦国野郎」


【ストーリー】より
時は戦国、武田勢の冷酷無残な仕打ちに愛想をつかした若き忍者越智吉丹は、一国一城の主の夢を抱き、諸国をさまよったが、この吉丹を、武田随一の忍者の雀の三郎左がつけ狙っていた。三郎左とは別に吉丹を狙っていた銅子播磨と吉丹は、ふとめぐりあった山猿のような田舎武士にすすめられ、馬借隊の群に身をかくすこととなった。馬借隊とは、有吉宗介を隊長に、お磯ことさぎりが指揮し、米や塩をはこぶことを職業としていた。この馬借隊に当時の最新式武器“種ケ島”の運搬をたのみに来たのが例の田舎武士、実は織田家の家臣木下藤吉郎だった・・・。 
【キャスト】
加山雄三佐藤允、星由里子、水野久美中谷一郎中丸忠雄江原達怡、砂塚秀夫、田島義文、沢村いき雄、田崎潤天本英世二瓶正典

 出だしの数分、主役の編み笠が不細工に揺れてるし、忍び寄るプロの刺客が派手に石ころ転がして音出すってありえないし、これ撮り直さずに使うかね~と期待感0で観始めた。しかしこの最初の印象は間違いだったと間もなく気づかされた。確かに作りは荒いが内容は充実していて観ごたえがある。映画隆盛期の勢いも伝わってきて、観ていて心地よいエンターテインメント映画に仕上がっている。さすが名匠岡本喜八作品だ。