哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

バカな自分をどうするか問題

 おれは生まれついてのバカ者で、あらゆる誘惑に簡単に翻弄されてしまう。

おれはなにをやっても中途半端で止めてしまう。

意志の弱いヘタレ野郎で、すごく気が小さい。

なのに、欲深だ。

今まで犯罪は犯さずに済んできたが、それはほんとに運がよかっただけだ。

やることなすこと最低の卑劣漢で、誠実さも勇気もかけらもない臆病者だ。









だが、おれはそんな自分は放っておく。他人のように。
実際問題、放っておくしかないからだ。

人生にはタイムリミットがあり、当然やるべきこと、できることに優先順位がある。これを間違うと、さあいよいよ死ぬというその時に「しまった!どうしてもっと前に気づかなかったのか…」と唇を噛むことになる。

誰しも向上心があり、よい人間になろうとして自分の性格を改良したいと欲するものだが、そんなナイーブなアプローチでは一生かけても成功しない。
あえて放っておくほうがいいのだ。まして自分以外の人間のことはいうまでもない。

自分の性格が良かろうと悪かろうと気にするな。自他の性格を無理に変えようとしてタイムロスをするな。


意味もよくはわからず、やる気も出ず、続かずだが、ヴィパッサナー実践以外に道はないと、おれはおもう。





(人間は死んでも生きている。少なくとも自分だけは死んでも絶対生きている)と大多数の人々が腹の底では信じているのに、口先では「人間は死ぬに決まっている。自分も必ず死ぬ。誰でも知っている常識だ」と建前を言い続ける不正直。
自分が生きていくためにこの不正直が必要だと一途に信じている。命がけの不正直なのはわかっている。

しかし、この二枚舌は、世界中で人間同士の殺し合いが止まらない真の原因だ。

人間は身勝手だ。