哲学日記

存在の意味について、日々思いついたことを書き綴ったものです。 このテーマに興味のある方だけ見てください。 (とはいえ、途中から懐かしいロック、日々雑感等の増量剤をまぜてふやけた味になってます)

ジミトクドセンドタ(修証義3)


菩提心(おこ)すというは、(おの)れ未だ(わた)らざる(さき)に一切衆生(わた)さんと発願し営むなり


若し菩提心(おこ)して後、六趣四生に輪転すと(いえど)(その)輪転の因縁皆菩提の行願となるなり、(しか)あれば従来の光陰は(たと)(むなし)く過すというとも、今生の未だ過ぎざる(あい)だに急ぎて発願すべし





(むか)いて愛語を聞くは(おもて)を喜ばしめ、心を楽しくす、面わずして愛語を聞くは肝に銘じ魂に銘ず、
愛語()廻天(かいてん)の力あることを学すべきなり。



※【愛語】
《梵priya-vditの訳》菩薩が他者に対して心のこもった優しい言葉をかけること。人々を救いに導く実践行である四摂事(ししょうじ)の一。 (大辞泉





愚人(おも)わくは利他を先とせば自らが()(はぶ)かれぬべしと、(しか)には非ざるなり、利行は一法なり、(あまね)く自他を利するなり。
(修証義 第四章より)